7月31日(金)にスタートする「真夏の少年~19452020」(毎週金曜夜11:15‐0:15ほか、テレビ朝日系)では7月20日(月)に特別取材会を六本木・テレビ朝日本社屋上にある“テレビ朝日稲荷”で行った。同作で主演を務める美 少年から、作品への思いや共演者についてのコメントが到着した。
同作は、“日本一雷が落ちる町”富室町(とみむろちょう)に暮らす高校生たちが、戦時下からタイムスリップしてきた軍人と出会ったことで始まるひと夏の成長の物語を描く。
――初めてのヤンキー役について
難しいです。僕ら“見掛け倒しトリオ”はクールだったり、最近っぽかったり、昭和からやって来たみたいだったり…と、三者三様のヤンキーなんです。だから、僕らもそれぞれ、いろいろなところからキャラクターの要素を持ち込んで、やっています。おのおの違う種類のヤンキーがトリオになっているのが、すごく面白い! 役作りでは歩き方に気を付けました。ポケットに手を突っ込んで斜に構えて、猫背でにらみ付けるような感じで…(笑)。そういうのは勉強しました。
――ヤンキーについては何で勉強したんですか?
僕は「ビー・バップ・ハイスクール」などの漫画を読んだり、昔の映像作品を見たりしました。街中で探しても、金髪の人はいても、黒髪リーゼントはさすがにいないんです(笑)。なので、自分で調べました。
勉強の成果はバッチリですね! 僕の中でもリーゼントが板について、リーゼントになると竜二が上からサッと降ってきて、気持ちも楽しくなってきて、最高です。ただ、ヤンキー座りをしてると、ありえないところがすごい筋肉痛になって、「これがヤンキー座り筋なのかな?」と驚いています(笑)。
――現場で先輩俳優さんたちから何かアドバイスはもらいましたか?
この間、お芝居について自分の中で「あれ? こうかな?」と考えていたら、水野美紀さんに優しく「思ってることがあったら、言っていいんだよ」と言っていただきました。お姉さんみたいにすごく優しいのに、カメラの前ではすごく迫力があって、刺激を受けることがいっぱいあります!
――タイムスリップするとしたらどの時代に行って何がしたい?
昭和に行ってみたいです。その時代を生きてこられた方にお話を聞くと、好きな子に電話するときも携帯がないから、家に電話する、と。で、家にかけたら、お母さんが出て気まずい…(笑)。
そういう話を聞いたときに「僕もその気まずいのをやってみたい!」と思ったんです。今だと当たり前に携帯があって、何でも調べられますけど、それが当たり前じゃない時代に行ってみたいなって気持ちがあります。僕はコンサートで昭和の演歌もよく歌うので、そういう演歌が発売された当時に行って、生で聞いてみたいですね。
――ドラマのテーマには、ジャニー喜多川さんがいつも舞台などでテーマにされていた「戦争」も入っていますが、このテーマに対する思いをお聞かせください。
台本を読んでいても「あぁっ!」と思うことがあるし、三平さんのせりふを受けて、戦争当時の人たちと僕ら令和の人たちのギャップを出していけたら、皆さんにより伝わるんじゃないかなって思います。
――リーゼントのセットにかかる時間はどれくらいですか?
今となってはもう、メイクさんも慣れてきて、「よっしゃ、やるか!」という感じなんですけど、最初は1時間くらいかかりましたね。どうやったら、一番いい形になるんだろう…と試行錯誤があって、この角っぽいリーゼントに落ち着いたんですけど、今でもセットに40分前後はかかります。
メイクさんに自分でやることも相談してみたんですが、「無理だろう」と(笑)。きっと自分でやったら変なリーゼントになってしまうんじゃないかな…。
それを考えたら、昭和のヤンキーの人たちってすごいですよね! 毎日こんな頭にして学校に行って…リスペクトしました。
――オヤジギャグに関しては何か勉強されたり、誰かを参考にされたりしましたか?
オヤジギャグはですね、台本に1個入っていたのを見て「じゃ、その方向で探って、ハマってなくてもいろんなギャグを出してみよう」と。全然オヤジギャグじゃないのに、オヤジギャグ風のテンションで言ったら、オヤジギャグになってしまうんです(笑)。
ちなみに、メンバーの中では今、おいしいものを食べたときに言うオヤジギャグ「ウマ越英一郎」がはやってます(笑)。あと「サンキューテルヨ」とか「すぐ行くぞ~吉幾三」とか!これからもっと昭和感を出せるよう、お父さんにもいっぱい話を聞いてみます(笑)。
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