塩野瑛久「HiGH&LOW THE WORST」インタビュー! 追求したのは、小田島の人間らしさ

2020/07/21 19:00 配信

映画

もし「THE WORST」続編が実現したら…


――四天王の麻雀写真や、コミカライズ「HiGH&LOW THE WORST 鳳仙学園日誌」も話題となりました。鳳仙の次の展開や続編を心待ちにしているファンも多いと思いますが、塩野さんはいかがですか?

塩野:もし続編ができるなら、もっとキャラクターの人間味を表現して、もっと物語に絡んでいきたいです。不良らしくケンカもありつつ、ユルさもあるような、言葉で言い表しづらい“良さ”を出したいなと。

たとえば映画「クローズZERO」シリーズでは、たばこ1本を介したやりとりにも物語がありますよね。そういう粋な演出もやってみたい。

ファンの皆さんが喜ぶテイストもわかるんですけど(笑)、日常の描写だけだと少し平和過ぎるかなとも思いますし、そうじゃない部分も含めて好きになってほしいです。

塩野瑛久


――ファンの方が何を求めているかも熟知されているんですね。

塩野:僕自身“みんな好きだよね”というシチュエーションが好きですし、アニメや漫画をたくさん見ているということもあるんでしょうね。「このパターンはこう来るよね」と想像できますし、それが裏切られた瞬間に「この作品、好きだな」と思ったりキャラに愛情が湧いたりします。こういう話なら、アニメ好きの方と一晩中語り明かせると思いますよ(笑)。

――具体的にはどんな作品が好きなんですか?

塩野:少年漫画系が多いかな。少年たちの心の中に、煮え切らない思いや曲げられない意地が見えると、「こういうもどかしさってあるよね!」ってめちゃめちゃ共感してしまいます。よく泣きますもん(笑)。「こういう生い立ちの人物があの選択をしたときに、どんな思いがあったんだろう」って、つい背景を考えちゃうんです。