濱田岳主演で「働かざる者たち」がドラマ化『会社勤めの方は共感できるところがたくさん』

2020/07/27 06:00 配信

ドラマ

「働かざる者たち」がドラマ化! 主演の濱田岳が役どころや見どころなどを語った(C)「働かざる者たち」製作委員会


濱田岳が8月26日(水)よりスタートする、ドラマパラビ「働かざる者たち」(毎週水曜夜0:58-1:28ほか、テレビ東京系ほか)で主演を務めることが分かった。放送決定に当たり、濱田が役どころや見どころなどを語った。

「働かざる者たち」は、小説投稿サイト・エブリスタで連載され、小学館クリエイティブから単行本が発行されたサレンダー橋本による原作をドラマ化した物語。

主人公は、老舗新聞社・毎産新聞社の入社7年目のシステム部社員で、本業はそこそこに副業の同人漫画の執筆に精を出す日々を送る橋田一。

橋田は社内に巣食う、出世を諦めた勤労意欲ド底辺の“働かざる者たち”に翻弄(ほんろう)されるうち、自分の人生はこのままで良いのかと自分の働き方、生き方を模索していくことに。

“働かざる者たち”に垣間見える、彼らの過去と彼らがこの時代を生きる悲哀は、まさに“人生ドラマ”。そんな彼らを通して、主人公・橋田が見詰め直す働くことの意義、そして幸せな人生とは何なのかが描かれる。

多様な働き方が求められる一方、弱肉強食、適者生存の大義名分の下に大事な何かが切り捨てられる現代に少しだけ物申す、ヒューマンコメディーとなっている。

主人公・橋田を濱田が演じ、数多くのコメディードラマを手掛ける新進気鋭の演出家・有働佳史が脚本・監督を担当。演劇ユニット「カミナリフラッシュバック」を主宰し、自身も女優として活躍するニシオカ・ト・ニールも脚本を手掛ける。

なお、「働かざる者たち」は8月26日(水)からParaviで独占先行配信されることも決まっている。

以下、主演の濱田と原作者のサレンダー橋本からのコメントを紹介。

濱田岳コメント


――「働かざる者たち」のオファーを受けたときの思い、原作または台本を読んだ感想をお聞かせください。

僕はまだ会社員になったことがないので、スタッフさんたちに本当にこういう人いるんですか?って聞いたら、世の中のあるあるですって言ってて、世の中はこんなに面白い人たちがあふれているんだなぁと思いました。

駄目な人たちって思われがちなんですけど、このドラマでは、どこか人間的に愛嬌(あいきょう)があって、どこか許せない人物像になったらいいなぁと思いました。

――演じられる橋田一の印象。

橋田は常にブレブレですね。常にブレていて、でも良いやつというか。真面目がゆえだとは思うんですけど、働かないおじさんたちにも振り回され、ブレてしまう、心のピュアな男です。

だけど、そんな橋田だからこそ、おじさんをはなから毛嫌いせずにいいところを見つけ出そうとする、そういう意味ではすごくすてきな男だなと思っています。

――演じる上で役作りや、心掛けていることは?

毎話毎話の働かないおじさんたちが本当にパンチのあるすてきな先輩方なので、もう思う存分やっていただいて、その先輩たちの伸び伸び打った球を一生懸命拾うだけです。

――共演者とのエピソードも教えてください。

皆さん働かないおじさんたちを演じていただいているんですけど、撮影の日数は限られているので、実はめちゃめちゃ働いてるおじさんたちで、そこの矛盾がちょっとおかしいなと思いながら先輩たちの姿を見ています(笑)。

原作の完コピではないんですけど、でもこの人本当に漫画の世界にいそうだなっていうふうに、先輩方が作り上げているので、それを見てるのも楽しいです。働かないおじさんたちのドラマを、みんなで楽しく作っています!

――見どころ、読者へのメッセージをお願いします。

会社勤めをされている方は本当にあるあるが詰まっているというか、共感できるところがたくさん盛り込まれていると思います。

会社でのストレスをぜひ僕らのドラマにぶつけていただいて、つらかったことをちょっとでも笑いに変えてもらえたら、撮影しているこの努力が報われると思います。

遠慮なく働かないおじさんたちを馬鹿にして楽しんでいただけたら、すごくうれしいです!