撮影で大変だったシーンについては、真っ先に伊藤との最初の対決となった裏門坂のレースシーンを挙げる永瀬。
「ロードバイクなら多分平気なんですけど、ママチャリだったから全然進まなくて。しかも追い付かないといけないシーンだったのに、サドルも低いし…頑張りました」と当時の苦労を明かす。
また、坂東も「1年生のウェルカムレースの最初のシーンが、横風がすごくて。立ってる人でもきついくらいの強風だったのに、タイヤも太いから余計にあおられて。でも、結局あのシーンを乗り越えられたから、その後の撮影は少しは楽に感じたと思います」と語る。
逆に楽しかったシーンを聞かれ、永瀬は「全部楽しかった」と言い、「あえて1番と言われると、レースの最初にあるパレードランのところですね。本物の大会に出るかのような緊張感で、エキストラの観客も入っていて、さらにチーム総北の6人で走れるというのもあって、個人的にテンションが上がりました」と笑顔に。
ドローンでの撮影についても、「あの日寒かったんですが、橋の上からドローンで撮影されているのが分かってたので、どういう絵になるか想像してたんです。実際に出来上がった映像を見たら、かなりきれいな絵になっていたので、うれしかったです」と熱弁。
坂東はお風呂のシーンが楽しかったと話し、永瀬も「今それ言おうと思ってた!」と遮り、坂東が「じゃあ今のカットで」と言うなど、仲の良さが垣間見える一面も。
合宿中のお風呂シーンについては、「ほとんどのシーンで自転車に乗ってて、地に足がついていないので、逆にお風呂のシーンはみんなでサウナの中で話したり、裸で男子が集まるとおのずと楽しい話もできました」と語る永瀬。
坂東も「僕と(菅原)健君だけ、ほぼ裸だったんですよ! それを永瀬君がすごい顔で見てた」と明かしていた。
最後に、公開まであとわずかとなったことについて、渡辺は「今日、Zwiftに参加していただいた方にも、大好きと言ってもらえるような作品になっていると思うんでぜひ楽しみにしてください!」とエール。
坂東も「チーム総北みんなで、練習から撮影まで頑張りました! 何かを成し遂げる、1つのことに向かっていくという熱い青春がここにギュッと詰まっていて、撮影のときからそういう作品に仕上げたい、その一部になりたいと思っていました。
完成した作品を見た時に、こんなに感動するんだ、と思ったしみんなでやった達成感というのが感じられたので、それは絶対見てもらえれば伝わると思います! こういう時期だからこそ、普段体験できないことが映画館で体験できればと思います」と熱く語る。
永瀬に「長いよ! 何を伝えたいんだよ!」とツッコまれると、坂東は周囲からのフォローもあり「ノーCGで、リアルです!」ときっぱり。
そして、永瀬は「自転車の作品なので、レースの部分が注目だとは思いますし、原作を見ている人は結末を知ってると思いますが、CGなしのリアルなレースが描かれているので、実写としての見どころの1つになっています!
原作のような手に汗握る展開は映画でもちゃん描かれているので、レースならではのハラハラドキドキ感を、ぜひ体感してください」と思いを伝えた。
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