斎藤工「木目や壁のキズと会話」自粛期間中の“独特な過ごし方”を告白<8日で死んだ怪獣の12日の物語―劇場版―>

2020/07/29 15:16 配信

映画

映画「8日で死んだ怪獣の12日の物語―劇場版―」の公開直前イベントが行われ、主演の斎藤工、のんらが登場


7月31日(金)より全国のミニシアターで順次公開する映画「8日で死んだ怪獣の12日の物語―劇場版―」の公開直前イベントが7月28日(火)に東京・汐留で行われ、主演の斎藤工をはじめ、のん武井壮穂志もえか樋口真嗣岩井俊二監督が登壇した。

本作は全編ほぼリモートで撮影され、YouTubeにて配信された「8日で死んだ怪獣の12日の物語」の劇場版。ある日、通販サイトで“コロナと戦ってくれる”というカプセル怪獣を買い、その怪獣の成長を毎日配信することとなったサトウタクミ(斎藤)。

そんなサトウの元に、通販で宇宙人を買った後輩の丸戸のん(のん)や、コロナの影響で無職になった先輩のオカモトソウ(武井)らから連絡が入る。

タクミは、ほかにもYouTuberのもえかす(穂志)や、怪獣に詳しい知人の樋口監督(樋口)らと関わりながら、日々怪獣を育てていく。

キャスト&監督、本イベントで初対面!


“全編ほぼリモート撮影”でおこなわれた本作。のんは「画面越しに岩井監督とお会いして、指示もすべて画面越し」だったこと明かし、キャストおよび監督は、本イベントでようやく初対面となった。

主演の斎藤は、コロナ禍での映画撮影について「コロナウイルスは、“失業”など、多くの“失う”という文字を与えてきたと思うんですけれども、失うだけでなく、こうやって生まれる作品もありました。このような状況でなかったら、おそらくこのメンバーでこの作品を作るということもなかった」と振り返った。

また、のんも特殊な撮影方法での試みに「(作中はリモート越しに会話するシーンがあるが)実際には画面や表情を見ずに演じていて、齋藤さんの声を頼りに演技していたので、スリルのある撮影でした。声だけだと耳が研ぎ澄まされます」とコメント。

齋藤は、のんとのやり取りについては「こちらがどんなアドリブを投げても、ものの見事に打ち返されるので、変なボールを投げてみようという気持ちになる」と明かし、のんの演技力に触発されていたことを話した。