視聴者層が大きく広がってきた要因の一つに、出演メンバーの年齢が上がってきたことがあるだろう。
女性メンバーが過去最多の6人となった「月とオオカミちゃん―」(2020年)では、女性メンバーの半数にあたるナナ・ななか・ヒナが20歳かそれ以上。20代、30代の視聴者にとっても見ごたえのある、成熟した恋愛模様が繰り広げられた。
視聴者からは、甘い手つなぎデートシーンや切ない告白シーンへの興奮の声だけでなく「恋ってこうだよね」という“考察”もSNSを賑わせるなど、メンバーの振る舞いをより深く味わう声が目立つ。
さらに芸能界でも、“オオカミ”ファンが続々と現れている。
「オオカミ」シリーズを一度も見たことがなかったという滝沢カレン(28)は、今年6・7月に配信されたスピンオフ番組『横澤カレンの月とオオカミちゃんには騙されない』(ABEMAビデオ)で初めて同シリーズを視聴。
メンバーたちの恋愛模様を目の当たりにし、「私、見習いたいくらい。自分から話すって超緊張するじゃないですか、気になる人とかに」(2話)、「やばいこれ、本当になんか…“恋が出発したら この駅あるよね”って感じじゃないですか。でもここを通ると結構すがすがしくなったりするもんで、女って」(5話)と恋愛を論じ始めるドハマりぶり。「時代が違ってたら、私“オオカミちゃん”に応募してた可能性大」と、“もしも”な願望も口にした。
AKB48・柏木由紀(29)や女優の今田美桜(23)も「オオカミ」に言及。柏木は、「月とオオカミちゃん―」内の共同作業でメンバーが作ったTシャツとキャップを身にまとった自撮り写真を公式Twitterにアップ。「月とオオカミちゃんには騙されない 帽子にTシャツ完全装備 (このあとは今日好きみちゃうよ…!)」と投稿し、ファンを喜ばせた。
また、今田は「オオカミちゃんには騙されない」「月とオオカミちゃん―」と2作品続けてスペシャルゲストとしてスタジオに登場。メンバーの告白シーンを見届け、思わず涙する場面もあった。
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