――脚本を読まれて受けた作品の印象を教えてください。
本当に面白かったです。面白いと言うと語弊がある内容ではあるのですが、エンターテインメントとしてはすごく面白いし、これをどう作っていくのか、しかも自分がキーとなる役をやらせてもらえるということで、すごくいろいろと考えて臨ませていただきました。
――犯人役のどういうところに魅力を感じましたか?
すごく悪い役なので犯人自体に魅力はないのですが、やったことがないということと、最初はイメージもつかない役だったので面白いかなと思いました。僕自身犯罪を犯したことは今のところないので(笑)、そういった中でどう役を作っていこうかなというところが興味深くて。前のめりにぜひやらせていただきたいと即答しました。
――撮影中に監督に言われたことがあれば教えてください。
犯人役と聞いて僕も最初はどうしようと悩んでいたのですが、監督からは「あまり犯人だとか気持ち悪い役だとか意識せずに、割と素の成人男性が一人の女性を好きな姿勢を貫いてくれればいいです」という要望だったので、すごくやりやすくスッと役に入れた気がしますね。
――プレッシャーや、苦労した点は?
犯人はその作品を印象付けるポジションだと思うので、僕が駄目だったら作品全体が駄目になってしまうのでは、というプレッシャーはありました。もちろん主演の桜庭さんたちがいるから大丈夫なのですが、勝手にそういう気負いはありました。
視聴者の皆さんが犯人に憎しみを持ち、こいつ嫌いだなという感情が集中しないと面白さが倍増していかないと思うので、とにかく見ている人に嫌悪感とかいら立ちを覚えてもらえるようなところは頑張って演じたつもりです。
――共演した桜庭さんの印象を教えてください。
桜庭ななみちゃんとは共演シーンが多くて一緒にいる時間が長かったので、すごく仲良くなれたのがうれしかったですね。お芝居の話はほとんどしなかったです。
最初は「自粛期間中に何していましたか?」という話から、何か糸口を見つけようと思っていろんな質問をしたのですが、桜庭さんはとにかく家に引きこもるのが好きだと話していて。
僕はゴルフやキャンプ、サウナの話をしましたけど、チャラ男が苦戦するなかなかのつわものでした。家にいることが好きだということで、家の中でできるエンタメとかを引き出しているうちにすごく心を開いてくれて、最後の方はお友達みたいな感じでゲラゲラ笑いながら話していました。
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