北海道で育った漣と葵は13歳で出逢い恋に落ちるがすぐに離れ離れに。それから8年後、友人の結婚式で再会するが別々の人生を歩み始めていることを知る。
菅田「撮影はバラバラのことが多く、完成した映画で知ることもたくさんありました。特に、葵がシンガポールで頑張っているところは泣けた。泣きながらカツ丼を食べるシーンはすごく良かった。もう“食べ泣きの女王”って感じ(笑)。実は食べるシーンはすごくお芝居しにくいんですよ。生理現象に近いから演じているけど素が見え隠れしてしまうというか。僕だと食べながら芝居すると関西弁が出てしまうような感覚があって。それなのにあのシーンでは完全に葵で。海外で働いている人たちはすごく勇気づけられると思う」
小松「そんな褒めていただけるとは。普通においしかったんですよね。あのシーンは、中島みゆきさんの『糸』のシンガポールバージョンを実際に流しながら撮ったんですよ。完全に歌に助けられましたね。音楽の力を肌で感じました」
菅田「歌といえば、香(榮倉奈々)たちが歌う『ファイト!』が心に染みた。あの曲は一つの悔しさだったり悲しさを歌い上げているけど、そんな出来事が積み重なると『糸』になっていく。この作品の登場人物の感情や生活に集約されていて、胸にくるものがありました」
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