75年前に終わった戦争で、日本人310万人が犠牲になったと言われています。この中にマラリアなど感染症による戦病死や餓死者がかなりの数を占めています。水木しげるさんは南太平洋でマラリアにかかり、生死をさまよいました。帰還した水木さんは戦後、漫画を書いて戦争の実態を必死に伝えました。この番組でそれをひもときます。
そして私は八重山諸島で「もうひとつの沖縄戦」を取材してきました。そこには「戦争マラリア」という恐ろしい病が一家全滅をもたらした悲劇がありました。
戦時に感染症がまん延すると、何と悲しい結果を招くのか、強い衝撃を受けました。今、新型コロナという感染症に揺れる時だからこそ、こうした悲劇を多くの視聴者に深く受け止めていただけるのではないでしょうか。
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