奈緒が“心太”を通して秘められた切なさを感じさせる…「みをつくし料理帖」メーキング映像

2020/08/06 15:07 配信

映画

あさひ太夫(奈緒)と又次(中村獅童)は決して結ばれることのない切ない関係(C)2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会

10月16日(金)公開の映画「みをつくし料理帖」メーキング映像の第4弾が解禁。今回は「心太編」が公開された。

心太と言えば、江戸(関東)と上方(関西)で大きく食べ方が違う食材。江戸では酢醤油をかけて1本箸で食べるが、上方では黒砂糖を煮詰めた黒蜜をかける。

メーキング映像に登場するシーンには、吉原・翁屋で料理番を務める又次(中村獅童)があさひ太夫(奈緒)のために用意した心太を、あさひ太夫がおいしそうに味わう姿が映し出される。

注目するポイントは、あさひ太夫が食べる前に心太にとろりとした黒蜜をかけ、2本箸で食している場面だ。

上方出身のあさひ太夫への又次の思いやりを垣間見れるシーンの一つ。あさひ太夫と又次の関係は、決して結ばれることのない切ない関係。そんな関係を受け止めながらも細やかな思いやりをみせる又次と、その思いやりを優しい笑顔で受け止めるあさひ太夫の女心に胸がキュンとなるシーンとなっている。