東京公演の初日を務めた松井玲奈は、初の一人芝居に挑戦。「夏間麗のリモート授業」という演目で、大学の臨時講師がパソコンを使ってリモートで授業を行うという内容だ。
生徒たちに毒舌を吐いたり、オタクな一面を見せるなど、怒ったり、笑ったり、感情表現も豊かで見る者を引き付ける。
“イヤリングとイカリング”、“チワワとチクワ”など、言葉遊びを取り入れた上質なコメディーで、真剣な表情や演技が逆に大きな笑いを引き出した。
ちなみに、“夏間麗(ナツマレイ)”という役名も、組み替えると“松井玲奈(マツイレナ)”になるという言葉遊びになっている。
松井は「初めての一人芝居で緊張しましたが、楽しく演じさせていただきました。お客様の前でお芝居ができる日を心待ちにしていたので、このような機会を頂けてうれしさを感じています。
以前と同じように、というのは難しいかもしれませんが、配信など新しい形で舞台を楽しんでいただけたらと思います」とコメントを寄せた。
東京の初日公演は、松井の他に清水宏が登場し、一人芝居「拝啓あこがれの演劇さま」を上演した。
東京公演の出演者・演目は日替わりとなっており、初日の5日は松井と清水。以降、6日(木)は街裏ぴんく(漫談)とエレキコミック(コント)、7日(金)は伊礼彼方×川尻恵太(二人芝居)、8日(土)は豊永利行×矢野奨吾(二人芝居)と宮崎吐夢(一人芝居)と春風亭一之輔(落語)、9日(日)は阿澄佳奈×藤原祐規×吉岡茉祐(3人による朗読劇)と入江雅人(一人芝居)。
そして10日(月)は小沢道成×峯村リエ(二人芝居)、11日(火)は池田純矢×山谷花純(二人芝居)と小林顕作×井上小百合(二人芝居)が出演する。
他に永島敬三が東京全公演に“清掃員(ストーリーテラー)”役で出演。また、豊橋市での公演にはSKE48から古畑奈和と鎌田菜月の出演も決定している。
取材・文・撮影=田中隆信
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