本多劇場にて「DISTANCE-TOUR-」が開幕! 初日出演者の松井玲奈、清水宏、永島敬三がコメント

2020/08/06 12:09 配信

芸能一般

本多劇場にて「DISTANCE-TOUR-」初日の公演が行われた写真=和田咲子


8月5日、東京・本多劇場にて「DISTANCE-TOUR-」の初日が開催。初日出演者の松井玲奈清水宏永島敬三と、同イベントの発起人の川尻恵太御笠ノ忠次、本多劇場グループ総支配人の本多愼一郎氏のコメントが到着した。

「DISTANCE」は新型コロナウイルス感染拡大予防の観点で劇場、観客、演者、スタッフの間に生まれた距離を少しずつ縮めていくべく立ち上がった企画で、第1弾が6月1日から7日に同劇場にて開催。

8月5日から始まった“TOUR”と冠した第2弾(東京は11日[火]まで)では、全国公立文化施設協会のガイドラインを基に、全キャスト、全スタッフがPCR検査を事前に受診、劇場には抗菌コーティング処理を施し、客席は前後左右を1席ずつ空けるなど予防対策を強化。

来場者および出演者、公演関係者の安全と安心の確保に努めた上で、リアル来場者を案内しての“劇場”とバーチャル来場者による“配信”の両形態を全公演で行い、感染の可能性を限りなくゼロに近づけるものの、決してゼロにはならないという現状を理解した上で上演を実施し、北九州(8月15日[土])、豊橋(8月20日[木])、札幌(8月25日[火]、26日[水])でも公演を行う。

初日はトップバッターとして松井が登場。自身初となる一人芝居は、川尻書き下ろしによる「夏間麗のリモート授業」。

松井が扮した夏間先生のリモート授業を、実際に舞台上に設置したカメラを利用してバックのスクリーンにライブ映像を映しながら物語は進行。言葉遊びを盛り込んだ、遊び心溢れる上質なコメディーで、客席にたくさんの笑いを届けた。

続いて登場したのは、第1弾にも出演した清水。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、舞台が中止になったスタッフの悲喜こもごもを描いた新作一人舞台「拝啓あこがれの演劇さま」は、時におかしく、時に切なく、演劇という土俵で長年戦い続けてきた演者だからこそできる表現に満ち、一人芝居と演劇の持つ可能性をどこまでも感じさせる快作となった。