――出演オファーを聞いた時に心境は?
実は「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」がフジテレビ連続ドラマ初出演でした。それまでオファーをいただけなかったので、「フジテレビに嫌われているんだ…」と勝手に思っていました(笑)。今回は2年ぶりの出演で、主演のお話をいただいて純粋にうれしかったです。
――作品の印象は?
最近は映画(「窮鼠はチーズの夢を見る」)も舞台(「蜘蛛女のキス」)も相手役が男性のことが多かったので、「あ、女性ともラブストーリーをやっていいんだ」と思いました。とはいえ、タイムスリップしているのでただのラブストーリーではないかもしれませんが(笑)。
台本を読む前に原作ドラマを拝見したのですが、タイムスリップというファンタジーの設定ながらもドラマの世界観に入り込んで見てしまいました。主人公に「なにやってんねん!」とツッコミながら見ていたので、今回は僕自身がそう演じられるように意識しています。
さまざまなキャラクターが登場するのでいろんな視点で見ることができますし、視聴者の方が自分自身に置き換えて「自分だったらどうするんだろう?」と考えながら見ていただけたら面白いなと思います。
「こんな恋愛したいな」と憧れるラブストーリーというよりも、見てくださる方が自分事としてなにか考えていただけるきっかけになれるような作品だと思います。
――今回の役柄についても教えてください。
ひょっとしたら、元春のような方は多いのではないかと思います。自分はまだ結婚していないですけど、結婚したらけんかをするたびに「結婚しなきゃよかった」と後悔するだろうなと想像しました(笑)。
だからこそ、既婚、未婚関係なく、誰にでもある感情でリアリティーがある役柄だと思います。「人生が変えられるならタイムスリップしたいな」と僕も考えたことがありますし(笑)。
タイムスリップという展開がある中でも、リアルを目指して親近感を感じていただけるように演じています。
――広瀬アリスさんは初共演ですね。
第一印象は…かわいい!(笑) 「関ジャニ∞クロニクル」(2015年5月)に一度ゲストで出演していただいたんです。バラエティー番組ですし、僕としてはジョークのつもりだったんですけど、「かわいい、かわいい」言い過ぎてしまったようで…。見る方によっては本気で受け取られていたのではないかと気になっています(笑)。
ご本人はめちゃめちゃ芸達者というイメージがあります。いろいろな役柄を演じてこられていますし、「関ジャニクロニクル」の収録でもその場の空気を読み取ってくださっていたのが印象に残っています。
今回、一緒にお芝居させていただくのを楽しみにしていました。どれくらいのレベルで罵倒してくれるのか…M心がうずきますね。これもジョークです(笑)。
いざ現場でご一緒させていただくと、とにかく明るい方。笑っているか、無か(笑)。オン・オフの切り替えが分かりやすい方でやりやすいです。
――読者へメッセージをお願いします。
このようなご時世の中で、周りの大切な存在を改めて感じた方も多いのではと思います。ドラマを見てくださる方にとって、身近の愛している人だからこそもっと大事にしようと再認識できるようなきっかけになれればうれしいです。
自分たちも考えながらやれたらなと思いますし、明るく楽しいドラマになればいいなと思います。
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