眞島秀和主演で同名漫画を連続ドラマ化した「おじさんはカワイイものがお好き。」(日本テレビ系)。仕事ができてカッコイイ理想的な“イケオジ”なのに、“カワイイものが大好き”という秘密を抱え、推しキャラ“パグ太郎“のぬいぐるみと暮らしている主人公の姿を描いたコメディーだ。クールなイメージのある眞島がこの人物をどう演じるのか、そしてどんなギャップ萌えを見せてくるのか、本人に話を聞いた。
――まず、主演のお話をいただいた際の感想を教えてください。
ストーリーと役柄を聞いたときに、真剣にコメディーができると思ったので、挑戦してみたいと思いました。あと、人物を振れ幅広く演じられそうなところにも魅力を感じました。
――眞島さんが演じられた小路三貴は、どのような人物だと思いますか?
会社では仕事ができて、部下からも慕われている魅力的な人物だと思います。それでいて“パグ太郎”への愛は、周囲に知られないように頑なに隠している。そこのギャップにおかしさがありますし、かわいらしい人なんだなと思いながら演じています。
――そもそも小路は“イケオジ(イケてるオヤジ)”という設定ですが、眞島さんの中で“イケオジ”のイメージはどのようなものでしょうか?
全てが充実しているイメージ。仕事も遊びもちゃんとしているイメージがありますね。
――眞島さんも十分すぎるほど“イケオジ”だと思うのですが…。
いやいや、そこは「ごめんなさい」と思いながらやっています(笑)。
――脚本を読ませていただいて気になったのは、小路の会社でのシーンのト書きに「スタイリッシュに」とたびたび書かれていたことでした。演じるうえで意識されていることはありますか?
そう、その「スタイリッシュに」というのが本当に難しくて。バリバリ仕事をしているときは、さっと書類を取るとか、そういうことは意識していましたが、ただテキパキしているだけじゃないんだろうなとも思うし。そこは監督と話し合いながらやっていきましたが、演じるうえで悩んだところでもあります。
――小路は、紳士的で容姿端麗、上司や部下からの信頼も厚い仕事のできる男です。その彼が実は「カワイイものが大好き」というギャップが本作の見どころだと思いますが、眞島さん自身にギャップはあると思いますか?
どうなんでしょうね。自分では分からないですけど、先ほど別の取材でチワワを飼っているという話をしたら驚かれました。
――確かにチワワというよりも、ゴールデンレトリーバーとか、柴犬を飼われてそうなイメージがあります(笑)。
そうなんですかね(笑)。
――あと、眞島さんにはクールな印象があったので、とてもフランクにお話される方だったのも意外でした。
確かに気難しいイメージを持たれている方が多いかも。あまり社交的じゃないとか。でも、僕自身は細かいことを気にしないタイプなので、そういう意味ではギャップを感じる方もいるかもしれませんね。
――あまり気にしないタイプなんですね。それも意外です
気にしないですね。例えば、役者は衣装の下に汗取り用のTシャツを着たりするんですけど、それ1枚だけでプラプラとコンビニに行ったりしますからね(笑)。
――それは逆に周りがハラハラしそうですね(笑)。
そうかもしれないです(笑)。役者という職業上、人に見られているという意識を少しはしないといけないのかもしれないけど、いい年をしていても、そこはまだまだ足りない部分なんだと思います。
――そこは小路と違う部分ですね。小路はカワイイもの好きをひたすら隠そうとしているので、割と人目を気にするタイプなのかなと思いました。
個人的にはそんなに隠さなくてもいいのにと思いますが(笑)、そういう生き方をしてきた人ですからね。しかも、その隠し方も器用なのか、不器用なのか分からないスレスレのところだったりするので、それがまた小路をチャーミングに見せていると思います。
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