――このドラマは、誰かと趣味を共有できることを夢見ている小路が、同じくカワイイもの好きのデザイナー・ケンタ(今井翼)と出会ったことで変わっていく物語でもあります。小路がケンタにLINEでメッセージを送る際に、どう書くべきか1時間以上も悩むシーンがありましたが、眞島さんもメッセージの文面を気にされますか?
気にしますね。とくに役者は台本を読む機会が多いので、文章だけだといろんな解釈ができるということが分かっているんですよね。だから、自分の思っているニュアンスが伝わらなかったらどうしようと思うことも多くて。それで悩んだりすることはあります。でも、長文ではなく、どうしたら短く的確に伝わるかを考えます。
――小路はスタンプを送るのにも躊躇していますね。
小路はLINEをやり慣れていない人ですからね。それにケンタがカワイイもの好きの同志かもしれないと思いつつも、それをどう出していいのか悩む気持ちは分かる気がします。
――眞島さん自身はスタンプを使うことはありますか?
使います。例えば、こちらが既読にして「伝わりましたよ」という気持ちがあるんだけど、返事を待っている方もいると思うんです。そういうときにスタンプは便利だなと思います。
――では、LINEの返事はすぐに送る方ですか?
割と早く返すタイプですね。LINEのメッセージが溜まっている状態がすごく苦手なんでし。何だか宿題が溜まっていくような感じがして(笑)。だけど、相手からの返信がなくてもほとんど気にません。基本的に僕も心の中で「分かりました」と思うタイプなので、既読スルーでも全然OKです(笑)。
――ちなみに眞島さんがよく使われているスタンプを教えてください。
今はもっぱら“パグ太郎”スタンプです。メッセージを送った人に対して少しでも「おじカワ」の宣伝活動になればいいなと思って、地道に使っています(笑)。
――最後に、このドラマをご覧になる視聴者の方にメッセージをお願いします。
小路の場合はパグ太郎ですけど、本当にささいなことでも“推し”のものがあるのはいいことだと思います。生きていくうえでイヤなことがあったとしても、そういう存在に救われることもあると思うので。このドラマを見て、生きていくのは楽しいと思ってもらえたらうれしいです。あと、とてもほのぼのするドラマだと思うので、シンプルに楽しんでもらえればと思います。
取材・文=馬場英美
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)