また、自分のやりたいこととのズレを感じていた矢先に、2013年公開の映画「共喰い」の話が浮上したことについても語られた。当時19歳で、R指定のついた作品であったことから周囲は反対。しかし新たについたマネージャーが選択権をくれたのだと菅田は言い、「未知の領域に飛び込みたいな、ここで人生変わるな感があったんですよね」と明かした。菅田はこの作品で2014年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
菅田は「この作品をやるときに感覚として、もう戻ってこれないなって感じがしたんですよ」と明かし、「何に戻ってこれないかっていうと、それまでは一般人というか…素人だし、演じるっていうことに覚悟もないし、それを仕事にする気もなかった。これをやると直観的に、もう戻れない、ここからは覚悟を決めて仕事になってくんだな俺の人生、っていう感じだったんです」。この決断の背景には、当時交際していた彼女の影響があったと言う。
「(彼女が)『共喰い』の台本を見て、『理解できない、私』ってなっちゃって。『なんでチューするの、キスするの?』『濡れ場、なんでこんなんするの?』って。なんか感覚的に今これやんなきゃいけないんだっていうだけだったから、その時にすごくそれを思って。で結果、もうここは俺、踏ん切りつけないと先に進めないなってのもあり」と彼女と別れ、覚悟を決めて撮影に入ったと語った。
視聴者からは「これは中居くんが相手だから話せたんだろう」「めちゃくちゃ面白かった」などの反響が寄せられた。
「中居正広の金曜のスマイルたちへ」は毎週金曜夜8時57分から放送。次回は8月28日、2時間スペシャルを放送予定。
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