――原作のつのださんの特徴的な絵を踏まえて、自分が選ばれた感想は?
最初にお話をいただいて原作を読ませていただいたときに、「これどうやって演じるのだろう?」という気持ちが正直なところありました(笑)。
あの原作のイラストの感じをそのまま表現するとなるとかなりコミカルで、面白要素もあったのですが、台本を読ませてもらったときは、詩弦の立場になってしまって沈みました。原作と比較すると恐怖感は結構強くなっていると思います。
――実際に白石さんに「恐怖新聞」が届いたら読んでしまいますか?
読んじゃいますね(笑)。恐怖新聞は後に、(新聞を)読むと寿命が縮まると知るのですが、それを知ってしまったら絶対読まないです。
――ホラー作品だと撮影現場でオカルト体験をしたという話を聞きますが、今まで何か恐怖体験をしたことがあれば教えてください。
以前に宿泊したホテルで水回りがあまりよくないところがありまして、その時に入っていた現場の監督が面白い方で霊感がある方だったのですが、後に聞いたらそのホテルはお札が貼ってあったらしくて。怖いなと思いました。
――今回の作品は“ルール系ホラー”ということですが、白石さんの中に何かルールはありますか?
私ルール破っちゃうんですよ…。母から「お風呂に入ったら換気扇回してって言ったじゃん」とかいまだに怒られます(笑)。そうですね、あとはせりふとかをノートに書くようにしています。次の日のシーンなどを整理するために台本のト書きも含めて全部ノートに書いて覚えるようにしています。
――撮影は京都で行われるそうですね。
リハーサルで2回京都に行きましたが、スタッフさんがすごく優しくて。皆さん温かくて、京都での撮影は初めてなのですが、そこに関する慣れない土地という部分での不安は感じていないですね。(物語の)舞台も京都なので、古き良き外観や風景が京都の良さだと思うので、そういった部分がホラーと連携していけたら面白くなるのではと思っています。
――撮影に入り、気持ちが沈まないようにやっていこうと思っていることはありますか?
今探しています。母にも心配されているので、自分の中でもどうやって切り替えを保とうかなと悩んでいます。撮影が京都なので、普段なら家に帰って愛猫と戯れているとリフレッシュできるのですが、それができないので…。どうしようと思っています。
今のところは家族とリモートで電話するのがリフレッシュの鍵になるのかな、と考えています。あとは、京都にいるので車折神社にもう1回行きたいなというのと、おいしいかき氷が食べられたらいいなという願望はあります。
――最後に、意気込みを教えてください。
こういったホラーも初めてですし、そこで中田監督に撮っていただけることはすごく心強いので、不安が少ないです。リハーサルをしていても、中田監督のおっしゃっていることが的確で分かりやすいので、「ついていこう!」という思いです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)