MCバトル日本一のラッパーとDJバトル世界一の2人によるユニット・Creepy Nuts。ラジオやテレビでも注目を集め続けている彼らがミニアルバム『かつて天才だった俺たちへ』を8月26日にリリースする。
[head] めっちゃええのができたなって思います
――約1年ぶりの新作となる2ndミニアルバム『かつて天才だった俺達へ』ですが、サイズとしてはミニアルバムなものの、そうは言いたくないというお話を耳にしました。
DJ松永:そもそも、曲作りに費やすカロリーが人よりも高いと思ってて。
R-指定:1曲に詰まってる情報や感情は相当なものだし。だから、それをミニとは表現したくなくて。
DJ松永:ミニ(のサイズ)で作ってるのはオレらなんだけど(笑)。
R-指定:7曲の中で起承転結があり、それは他のラッパーたちが12、13曲でやるものよりも完成度がたか……
DJ松永:い!?
一同 ハハハハ(笑)。
DJ松永:(歌詞の)文字数だけを見てもらってもシンプルに。
R-指定:そこだけでもフルアルバム2枚分ぐらいありそう(笑)。
――確かに、資料に掲載されてる歌詞も他のアーティストより文字が小さいんですよ(笑)。
R-指定:多いが故に(笑)。
DJ松永:ラップがしゃべり言葉に近いから、もともと文字数は多いんだろうけど、その中でもRさんは言葉数が多いんですよね。トラックに関しても、最近は意識的に短くすることもあるけど、長くなりがちだったりもして。
――1曲1曲に向き合うカロリーが歌詞もトラックも高いという。
DJ松永:そうですね。ただ、主に歌詞でしょうね。そこはRさんの特長だと思うから。
――では、実際に完成した手応えはいかがですか?
R-指定:めっちゃええのができたなって思います。
DJ松永:完成度としても、過去イチいいのができたからうれしいです。やっぱり、いち個人の引き出しは無限にあるわけじゃないし、作っていけばいくほど手癖もバレるわけで。そんな中で、ちゃんと自分たちを更新できた、前進してるという実感を得れた。毎回そうであればいいなと感じてますね。
――作品自体の方向性について、お二人で相談をして制作していったんですか?
R-指定:いや、毎回そうなんですけど、相談みたいなことはしないんですよ。
DJ松永:何か「こういう曲を作ろう」みたいな感じで1曲1曲と向き合って、それが積み重なって「これが軸になるんじゃないか?」と思ったり、おぼろげながらに最終形が見えていくような。
R-指定:今回だと「かつて天才だった俺たちへ」がわりと後半の方にできて、軸になりそうな曲だと感じたし、作品としてのまとまりを考えるようになりましたね。
DJ松永:あらかじめ想定した完成図に向かって作っていったわけじゃないけど、作品全体で筋の通ったストーリーができてくる。やっぱり、Rさんはそのときのことを(歌詞として)書くから、全部がこう、自然とつながっていくんでしょうね。
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