きっかけは失恋!? エベレストに挑戦する栗城史多って誰だ?

2011/08/25 14:10 配信

芸能一般

イベントに登場したあべこうじ、栗城史多、佐久間一行(写真左から)

「栗城史多(くりき のぶかず)業務提携 及び エベレスト遠征発表」会見が8月25日都内にて行われ、栗城史多が登場した。

栗城は、これまでに6大陸最高峰のヒマラヤ8000メートル3山を登頂した登山家。’10年12月にはファウスト冒険家大賞を受賞した。今回、吉本興業の協力のもと8月28日からのエベレスト単独・無酸素登山に挑戦する。登山の様子は、USTREAMなどで配信。また、エベレスト8000メートル付近から、北海道、島根、山形の3校と生中継を行い、課外授業も行う企画も併せて発表された。

イベントに登場した栗城は「以前から、エベレスト登頂からのネット自主配信をやっていたんですけど、より多くの人に配信を見てもらいたいとの思いから、吉本興業さんと業務提携することになりました」と今回の企画を説明。さらに、「人に元気を伝えられるのが、登山。冒険を共有して、たくさんの人に元気を伝えたい!」と意気込みを語った。

栗城が登山を始めたきっかけは“失恋”だったという。「失恋から引きこもりをしていた時期がありまして…。布団の上にずっといたため、布団にカビが生えちゃいまして、それが人の形をしていました。それを見て『引きこもり以下になっちゃったんだな…』と思いました」と告白。このままじゃダメだと感じた栗城は「その彼女が登山が好きだったので、登山を始めました。ただの未練から始めたんです(笑)。その2年後にはマッキンリーに登りました」とコメント。

自主配信する動画にも最初は「栗城には登頂できない」などの誹謗(ひぼう)中傷の書き込みが目立ったというが、「ありがとう」というコメントが増えていったという。最後に栗城は、生中継を通して「作り物ではなくてリアルなものとして“夢は叶えられる”“夢は否定しちゃいけない”ということをエベレストから伝えたい」と熱い思いを語り明かした。