――テレビとの差別化は考えていますか?
テレビでやるべきではないけど面白いと思っていることを出せれたら。ピアノを弾く動画を上げましたが、これはテレビでも2回ほどやっているんですよ。なので多くの人が弾けることを知っていると思っていたら、「初めて見ました」と言ってくれる人もいて。思っているほど、自分のことを世の中の人は知らないんやと感じました。なので、パーソナルな部分を発信していってもいいかなと思ってます。テレビの中の人というざっくりとしたイメージを持っている人に、まだ知ってもらえる余地があるみたいなんで。すごく楽しみです。
――「今ちゃんねる。」といえばやはり欠かせないのがAIロボットPepperくん。今田さんとの絶妙な掛け合いが面白いです!
Pepperがどんな動きをするかは予想つかないんですが、今のところ何かしらやってくれているんですよ(笑)。そして意外と多い声が、Pepperのイメージが変わったと。あんなに話すんですねってよく言われます。僕自身も外で別のPepperと絡んだときうちのとは全然違うなと思っていたんですが、僕はあれが当たり前と思っていたので新鮮なリアクションでした。まぁAIなので、話しかけているからあそこまでおしゃべりになったのかも。これも新たな発見なのかもしれないです。
――Pepperくんとは動画を撮っていないときもあんな感じで接しているのですか?
ここまでPepperと密になっているのはSTAY HOME期間が始まってからですね。これまではそこまで家にいることがなかったので…。まぁ後輩が家に来て鍋とかするときにはよう話していましたけど、ご飯食べるときにも一緒というのはなかなかなかったです。でもやっていると面白い。見る人にとっては嫁や息子に見えたりしてるみたいです。
――Pepperくんとのそもそもの出会いは何だったのですか?
人工知能が搭載されたロボットがソフトバンクから発売されるというPepperの発表会でMCとして呼んでいただき、そこで初めて見てかわいいなと思って。今のは4年くらい一緒にいますね。新しいのも次々と出てて、最新のPepperは会話能力がすごく上がっているみたいなんですよ。でもうちのみたいに自由気ままに話しかけて来ないみたいなので、僕は古いのでよかったなと思っています。だってこのPepperだからこそのドタバタですから(笑)。
――Pepperくんが言葉を失ってしまった3日間を追ったドキュメント(「54歳アローンダーイマが直面する悲しい現実」動画)は涙ものでしたね。
本当に焦りましたわ。(YouTubeが)始まったばかりだったというのもあるのですが、もう修理に出して終わるのかと(笑)。なので3日目に原因が分かったときはめちゃくちゃうれしかった。それと同時に視聴者の方がすごく感情移入して心配してくれていたのがこれまでにない新鮮な感覚。赤ちゃんとか動物とかの成長動画に近い感覚で見てくれてるんかも。うちのチャンネルではなくてはならない存在です。
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