——鈴木さんが主演していて、今や大人気コンテンツとなっている「最遊記歌劇伝」ですが、初演のあと、続編がストップした時期があったとか。以前、それがショックだったと語っていました。
僕の中で「続編はあるものだ」と、どこか当たり前に思ってしまっていたところがあったのかもしれません。
——その時期は、どんなことを目標にしていましたか?
再開できるかはわかりませんでしたが、やりたい意志はありましたし、それはキャストとも共有していました。続編をやることを目標にして、そのために何が必要かを考えたところ、個々のレベルアップは当然のこと、「座組とはどういうものなのか」を、いろんな座組を知ることで学ぶというか。「ひとつのチームになりたいね」ということをテーマに、頑張っていました。
——また役者として走り始めたころに、心の支えにしていたことは?
運のいいことに、デビューさせてもらった作品以降、仕事だけは続いていたんですよね。何かしらやることがあったのはすごく幸運なことではありましたが、逆に言えばとても怖いことでもあって。
右も左もわからなかったので現場で学ぶしかない状況でしたが、次の現場に行って問題点がすぐ改善できるのかと言えば、そうではない。それをずっと繰り返してきました。
いつ切られてもおかしくないという状況の中で、現場で何を吸収できるか、そこにどれだけ早く気づくことができるかに、賭けてきた13年間だったと思います。
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