――撮影中の印象的なエピソードはなんですか?
みんなの初潮のエピソ―ドですね。黒沢さんもバービーさんも初潮の時に、母親に言い出せなかったというのが印象的でした。黒沢さんはナプキンも使わずに隠していたそうなんです。そこで、もし自分の子どもに女の子がいたら、何か体の変化があった時に、母親になんでも相談できる関係にあるといいなと感じました。
りゅうちぇるさんが、ぺこちゃんの体調が出産をきっかけに変化して生理について調べるようになったと聞きました。奥さんの体調の変化によって生理についての情報を調べる男性がいるんだということが新鮮でいいなと思いました。
――男性も一緒に暮らしていく上で知っていたら、寄り添えるようになりますね。
そうですね。女性から大変なのよ、しんどいのよと聞いていてもスルーしていると思うんです。男性も長い時間じゃなくてもいいから、PMS(※月経前症候群)のことなどを調べてくれたら本当にうれしい! ちょっと知るだけでも、家族や恋愛だけでなく仕事においても変わってくると思います。もちろん、私たちも男性のことについて知ると、さらにいいと思いますね。あと、本当は個人の興味や意識に任せるのではなく、学校や家庭で年齢に合わせて段階的に学べるのがベストかもですね。
――最後に、番組の魅力をお聞かせください。
本当に親しい仲間内でも生理の話をしない人もいますし、したとしても少し話すくらいだと思います。そんな中で、生理の悩みだったり、こんなことをしていたんだっていういろいろな意見を聞けるっていうのが見どころの一つです。例えば、タレントさんは長時間の撮影と生理がかぶった時にどうしているんだろうとか、ゆきぽよさんが下着撮影のある時にかぶったらどういうことをしているのかなど。実際に生理の話をプライベートでするもしないも個人の自由ですが、そういうふだん聞けない話が聞けるのは番組の魅力の一つだと思います。
あと、世界中の生理用品を見ることができるのも面白いところですね。普段、薬局で見かけることがないものや、アメリカの月経ディスクというものがあったり、カラフルな月経カップがあったり、国によって形も色もバラバラのタンポンがあったり、“生理の大見本市”のようになっているところも見ていて面白いと思います。
なので、20年以上ナプキンで生きてきた、他のものは見たこともない!という人にも、実はいろんな選択肢があるんだよという事を知っていただけたら幸いです。
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