――鞘師さんの本格復帰の第一作目。そこに「黒世界」を選んだ理由から教えてください。
鞘師里保:私が「LILIUM」でリリーを演じたのが6年前。それから今までの間、それこそ休業中もですが、公演を見に来てくださった方々、「TRUMP」シリーズのファンの方々から、もう一度リリー役で出てほしいという声をたくさん頂きました。そういうタイミングでお話を頂いて、迷いなく、「ぜひ、やらせていただきたいです!」とお返事させていただきました。私にとっても「LILIUM」は思い出深い作品で、「またリリーを演じられるんだ」という気持ちもすごく大きかったです。
――モーニング娘。を卒業される際、歌、ダンス、演技は続けていきたいと話されていましたが、進む道はやはりダンス方面になるのかと思っていたので、またこういう形での活動が見られるのはうれしいです。
鞘師:元々休業したのは自分自身のことを見つめ直したくて、そのために一度時間がほしいと思っての海外留学でもあったんです。今こういう(コロナ禍の)世の中ですし、「どうすればいいのかな」というのはあるのですが、「黒世界」には「出たい!」と思ったんです。
――舞台は2015年のミュージカル「TRIANGLE -トライアングル-」以来。5年ぶりになりますが、緊張はありますか?
鞘師:やっぱり空気感はライブパフォーマンスとは全然違いますし、舞台に立ってみないと分からないということへの緊張はすごくあります。あとは、セリフはあれども、私の伝え方でリリーの気持ち、シーンへの表現が決まると思っていて、それが演技の面白さでもあるし、難しさでもあると思うのですが、そういう部分に対しての緊張感もあります。
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