全米オープンテニスは日本人選手に大チャンス!? 松岡修造「僕が現役選手だったら出場しないという選択肢はないですね」

2020/08/30 06:00 配信

芸能一般

WOWOWでは、テニスの四大大会(グランドスラム)の一つに数えられる全米オープンテニスの模様を、8月31日(月)より連日生中継。大会を前に、WOWOWでテニスの解説を務める松岡修造が今大会の見どころについて語った。

日本時間で8月31日(月)より開幕する全米オープンテニスの見どころを松岡修造が解説!


新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、完全無観客での開催される今回の全米オープンテニス。ジャーナリストの立ち入りも制限され、コーチなど選手関係者の会場入りも最小限に抑えられる異例の大会になる。

松岡は今大会の開催について、「2万人以上収容のスタジアムの観客がゼロになるのですから、今回の全米オープンは“新しい大会”になるということです。テニス界にとっては本当に重要な大会になると思います。

そしてこの大会は世界中から選手が集まってきます。来年の東京オリンピックをどのように開催したら良いのかを探る、大きなチャンスでもあります」と、テニス界のみならずコロナ禍における国際的なスポーツ大会の在り方のモデルとなり得る大会になると予想する。

強豪不在の大会は「若手やランキング下位の選手にとって絶好のチャンス」


一方で、男子ではラファエル・ナダルロジャー・フェデラーといったビックネームが、女子もランキングトップのアシュリー・バーティ、2019年の優勝者であるビアンカ・アンドレスクが今大会に不参加となった。

また、今年は特例として欠場しても昨年のポイントがそのまま残り、出場した選手は成績の良い方のポイントが反映されることになっている。

アメリカ国内の状況や、自身のコンディション不良を理由に多くの有力選手が欠場する事態となったが、松岡は「ナダルやフェデラーの不参加は寂しいですが、昨年振るわなかった選手にとっては、今回は大きなチャンスです。

また、若手や例年だと優勝争いに加わらないような選手にとっても、絶好の機会と言えると思います。僕が現役選手だったら、こんな機会はめったにないので出場しないという選択肢はないですね」と、ランキング下位の選手たちの奮起に期待を寄せた。

そんな中、 世界ランキング第1位のノバク・ジョコビッチは今大会に出場予定。自身が主催したエキシビションマッチで新型コロナウイルスに感染してしまったことは記憶に新しいが、その彼自身が出場することは大きな注目が集まりそうだ。

松岡も「新型コロナウイルスに感染したことで、彼に対する評価はマイナスになったのは確かでしょう。だからこそ、彼がどのようなメッセージを発信するのかにも注目しています。これで優勝したら、彼は本当にメンタルが強い選手だと思いますね」とエールを送った。