夏の風物詩として、これまで610 万人を動員してきた国内最大級の音楽フェス「a-nation」。19回目を迎える今年は、コロナ禍により史上初となるオンライン・フェス「a-nation online 2020」として、8月29日に、Blue Stage、Green Stage、Yellow Stageという3ステージの有料チャンネル、そして、Purple Stage、White Stageという2ステージの無料チャンネルという計 5 ステージにて開催された。
オンライン・フェスという特徴を生かし、アジア各国のステージを結び、グローバルに活躍するアーティストたちも多数参加した今回。韓国からは、アイリーン、スルギ、ウェンディ、ジョイ、イェリからなる5人組ガールズグループRed Velvetが登場(残念ながらウェンディは、ケガの療養中のため欠席)し、日本初パフォーマンスの新曲や最強のサマーソングで夏フェスらしいステージを見せた。
オープニングを飾ったのは、今夏に初のグループ内ユニットとしてデビューしたセンターのアイリーンとグループきっての実力派パフォーマー・スルギによるRed Velvet - IRENE & SEULGI。今、話題のふたりのステージが見られるのはうれしい。
さまざまなジャンルがうまく融合されている「Monster」は、彼女たちの多様性が具現化された曲。クモをモチーフとしたユニークな振り付けや、白と黒のコントラストが効いた衣装も、Red Velvetは一味違ったモードな印象を与える。
VTRを挟んで、全身黒の衣装に身を包んだ4人が登場。強烈で魅惑的な赤(レッド)のように、そして、女性らしく柔らいベルベットのように、独自のカラーと洗練された音楽とパフォーマンスで全世界を魅了するという2面性を表現しているRed Velvetらしく、3度目の出演となる今年のa-nationでは、スタイリッシュな曲と、爽やかなサマーソングという対照的な構成の楽曲を披露してくれた。
ユニットからRed Velvet本体として全員そろって最初に歌ったのは、日本初パフォーマンスとなる韓国最新曲「Psycho」。イェリが「クールなRed Velvetが楽しめるスペシャルなステージ」と言っていたが、メインボーカルのウェンディに代わり、スルギがアドリブパート含め見事な歌声を聴かせた。
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