浜辺美波、ダブル主演作で見せる“2つの新境地” トップ女優への階段上る“進化”の現在

2020/09/02 07:15 配信

芸能一般 コラム

数々のドラマや映画、テレビCMに出演し、今最も注目されている女優・浜辺美波。今夏、映画「思い、思われ、ふり、ふられ」とドラマ「私たちはどうかしている」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)の2作品で主演。どちらの作品でも、これまで演じてきた役柄とはテイストの異なる役に挑戦し、新鮮な印象を与えている。今までの出演作を振り返りながら、女優としての進化を探っていく。

着物姿が美しい浜辺美波(C)NTV


ハマり役多数 フィクショナルでミステリアスなキャラ


浜辺のこれまでの出演作を振り返ってみると、役柄を2パターンに大きく分類することができる。

一つ目は、人間味が薄くミステリアスな雰囲気の役。どこか超然とした浜辺自身のキャラクターとルックスが、アニメや漫画原作などのフィクショナルな世界観に見事にマッチし、ハマり役を数多く生みだした。

アニメ原作の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2015年、フジテレビ系)のメインヒロインで“霊的”存在の本間芽衣子(めんま)役や、漫画原作の「咲-saki-」(2016年、TBS)では、原作ファンから“魔王”とも呼ばれる、人間離れした超人的な麻雀能力を持つ主人公・宮永咲役を演じ、漫画原作の「賭ケグルイ」(2018年、TBS)では、ギャンブル中毒の主人公・蛇喰夢子の狂気的なキャラクターを表現した。

また、数々の映画賞を受賞し、浜辺の名を一躍スターダムに押し上げた映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)では、病気を患う余命1年の女子高生・山内桜良役を好演。北村匠海演じる“僕”をミステリアスな雰囲気で翻弄しつつも、病気になった自分の運命に苦悩する儚げな姿を演じ、観客を涙させた。

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