そんなヘタレキャラやコミカルさが魅力の善逸だが、実は「やる時はやる男」。炭治郎と再会し、響凱や他の鬼のいる「鼓屋敷」に入るも、最初は恐怖が打ち勝って泣き出してしまう。
だが、屋敷の中で鬼と遭遇し、恐怖と緊張が限界に達した瞬間に眠りに入った善逸は、人が変わったように覚醒。目にも留まらぬ速さの斬撃技「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」により、一撃で鬼を仕留めてしまう。
このシーンでは、それまで頼りなかった善逸とのギャップはもちろん、オープニング映像の中のみで登場していた「雷の呼吸」の圧巻の作画クオリティーにも注目が集まった。
声を担当した下野も、「オープニングって冒頭だし、顔になるから気合い入れるんだけど、そこ(の作画)超えてくるって!」「どうかしてると思った」と興奮ぎみに絶賛している。
また、驚異的な聴力も善逸の持つ力。炭治郎と出会ったときから、彼が鬼殺隊としては通常はあり得ない鬼(妹の禰豆子)を連れていることに、善逸は音で気付いていた。
その上、炭治郎の優しさにすら音で気付いていた善逸は、禰豆子の入った箱をそのまま斬ってしまおうとする伊之助に必死に抵抗。
炭治郎が「命より大事なもの」と言っていた箱を身を挺して守る姿は、「やる時はやる男」善逸の真っすぐさが現れるシーンとなっている。
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