上白石萌歌、憧れの栗山民也演出作へ初参加「最後まで栗山さんの言葉だけを信じて駆け抜けていけたら」

2020/09/04 04:00 配信

芸能一般

上白石萌歌が「ゲルニカ」初日前会見に登場した

9月4日(金)に開幕する舞台「ゲルニカ」の出演者・上白石萌歌中山優馬勝地涼早霧せいなキムラ緑子が、3日に東京・PARCO劇場で公開フォトコール&初日前会見を行った。

本作は、ピカソの絵画「ゲルニカ」を基に演出家・栗山民也と脚本家・長田育恵が初タッグを組んだ新作舞台で、スペイン内戦時に無差別攻撃を受けた悲劇の街・ゲルニカの人々が未来のために戦う姿が描かれている。

演出家・栗山の作品に出演することが長年の夢だったという上白石。「大学のレポートの題材を栗山さんにしたことがあるぐらい、尊敬の念とか憧れがある方です。『いつかご一緒したいな』と思っていましたが、もう少し先のことだろうなと思っていた中、お声掛けいただいたことをうれしく感じております」と喜びを表現し、「稽古中に栗山さんが食べているお煎餅を半分くださったり(笑)、思っていた以上に柔らかい方でした。

でも、柔らかいお人柄の中に鋭い視点だったり、『こうしたらもっと良くなる』ということを端的に分かりやすく伝えてくださるので、稽古初日から『栗山さんの言葉だけを信じて必死にしがみついていけば大丈夫だろうな』と思いながら稽古をしてきました。明日(4日)、初日を迎えますが、最後まで栗山さんの言葉だけを信じて、最後まで駆け抜けていけたらいいなと思っております」と、実際に会った栗山の印象を語る表情からは、稽古中に築いた強い信頼関係も感じられた。

中山が演じるのは、人民戦線の兵士・イグナシオ。上白石が演じるサラと恋に落ちるが、実はドイツ軍のスパイでもある人物。「“実はスパイ”という役ですが、すごく人間性のあふれる青年だなと思いました。サラちゃんとの関係性とか、心の動く恋愛においても“若さ”というのが大事だなと稽古をしていて思いましたので、演じる時には“若さ”を意識しています。見せ場は全部です!」と意気込みを語った。