ミュージシャン・トータス松本が、8月27日、自身の出身地・兵庫で、1万人野外ライブ「歌う! トータス松本烈伝」を行った。
昨年に引き続き2度目のこのライブは、音楽を通じ、町が活気を取り戻し人々の一歩を踏み出すきっかけになれたらというトータスの強い意志のもと、開催された。そんな思いの1曲目は、トータスの母校でもある、兵庫・黒田庄中学校の「黒田庄中学校校歌」。同中学校に現在通っているブラスバンド部の生徒の演奏に合わせ熱唱。
またこの日、天候が不安定だったこともあり、トータスは「きょうのライブは1年前から計画していて楽しみにしてきた。俺は晴れ男だけど、今、大阪は土砂降りらしい。どうなるか分からないけど、楽しんでください」と叫んだが、途中、ゲリラ豪雨に襲われた。会場は一瞬でずぶ濡れになったが、トータスが機転を利かせ、忌野清志郎の名曲「雨上がりの夜空に」を歌い、会場を盛り上げた。
その後、ライブは一時中断するも、すぐに再開し、「バンザイ~好きでよかった~」、「ガッツだぜ!! 」、「ええねん」、「サムライソウル」など数々のヒット曲を披露。アンコールを含め25曲を歌い上げた。
地域密着型のこのライブでは、バンドメンバー全員が兵庫・西脇を中心とし生産されている播州織(ばんしゅうおり)の衣装で登場。会場外広場では地元の学生による展示物のブースが並ぶなど、トータスの“地元愛”が詰まったさまざまな催しが展開された。