おじさんのギャップの魅力が詰まったドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)。9月3日深夜に放送された第4話では、主人公・小路三貴(眞島秀和)の同僚・鳴戸渡(桐山漣)の心の成長が味わい深く描かれた。
“ニュー鳴戸”に生まれ変わった鳴戸。「『好き』をあきらめない」の名言も飛び出し、Twitterでは「鳴戸さん」がトレンド入りするなど注目を集めている。(以下、ネタバレがあります)
本作は、ツトムの同名コミックを原作としたコメディードラマ。渋く、紳士的で容姿端麗、さらに仕事もできる“イケオジ”ながら「カワイイものが好き過ぎる」というギャップを抱える主人公・小路三貴の日常を描く物語だ。
第3話の仙台出張をきっかけにギクシャクしてしまった小路とケンタ(今井翼)。第4話では、お互いへの遠慮がさらにその溝を深めていく様子が描かれた。
そんな中、見せ場を作ったのが鳴戸。偶然友達になった小路の甥・真純(藤原大祐)とのシーンだ。
真純は、少女漫画好きであることを周囲に言えず悩んでいた。“あるべき自分”と自分の“好き”とのギャップに苦しむ真純。鳴戸は、ハーフパンツ姿で膝に両手をきちんとそろえた姿勢で真純の話に聞き入り、「けど…好き、なんだろう?君の漫画、読んでみたい。応援する。消せない『好き』じゃ、どうしようもない」と語りかけた。
そんな会話を交わしながら、鳴戸自身にも気づきがあった。
鳴戸自身、無類の猫好きだが猫にまったく懐かれず「もう(猫好きは)やめたほうがいいんじゃないかって…」と悩んでいたが、前向きになった真純を見て「『好き』をあきらめない。俺ももう少し頑張ってみるかな」とつぶやいた。
その帰り道、猫を愛でている姿をたまたま小路に見られてしまったが、もう逃げも隠れもしなかった。「『男子、三日会わざれば刮目して見よ』。今日から俺は…ニュー鳴戸」。高らかに宣言し、その場を去った。
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