――まずは収録を終えての感想を教えてください。
和田彩花:水道橋博士は、以前他の番組でご一緒させていただいた時に映画『市民ケーン』のTシャツを着ていたことを強烈に覚えていたので、やっとお会い出来て『市民ケーン』の謎が解けたのが嬉しかったです! 私も好きな映画なので、あのTシャツはやはりそうだったのか、と。
――水道橋博士、原カントくんとのトークはいかがでしたか?
和田:博士はなぜか、この1週間で私のデビューから今までや、山田さん(マネージャー)のことまで全部調べてくださっていてとってもうれしかったです。音楽活動の方まで目を向けてくれる人に初めて出会いました。なんか逆に緊張しましたね。
原さんは、ノリで「この絵どうですか?」って聞いちゃったんですけど感想を教えてくれてうれしかったです。自分の好きなものを初めて見た人はこう思うんだ、っていうのがわかるとうれしいです。
――コロナ禍を経て、何か変化はありましたか?
和田:外に行けないことや美術館に行けないっていう寂しさもありますけど、移動や朝の準備がないのは過ごしやすいですね。
マネをもっと知りたくて春頃から語学勉強のためにフランスに行く予定があったんですけど、それがなくなったおかげでかえって表現活動の幅が広がったと思います。それは自分的にすごくよかったです。
――これまでどんな本を読んできましたか?
和田:美術に興味を持った時には高校の先生から美術の新書をたくさんもらったり、大学の先生にもらった詩集とか花の辞典も大切にしています。
美術の本ばっかり読んできたから小説でこれが好きっていうのは意外と無くて。夏目漱石の「こころ」とかも好きだけど、文学で「これだ!」っていうのはないですね。一番思い出深い本は、やっぱりマネの図録です。
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