元モーニング娘。新垣里沙 事務所を退所しフリーになった理由 アイドル、役者を経て表現者の道へ【前編】

2020/09/06 12:00 配信

芸能一般

新垣里沙撮影=阿部岳人


――改めて事務所を辞めてフリーになった理由を伺いたいなと。長くお世話になった事務所を、あえてやめようと思ったところは?

そうですね。私、ことし32歳になるんですけど、30歳になるくらいから、これからの自分はどうしていきたいんだろうなって客観的に考えるようになって。事務所にはすごくお世話になって、いつも支えてもらって、いい方向にいくようにって導いてもらっていたんですけど、やっぱり事務所のいろんな方に支えてもらいながらやっている人生だったから、ここらでひとつ一人になって何かに挑戦してみたら何か広かるんじゃないか、一人でやってみたいなっていう思いが出てきて。自分一人で1年くらい考えて、ことし入ってすぐくらいに自分の気持ちが固まったので事務所に話をしたら、背中を押してくださってって感じでしたね。

――コロナ禍の影響はありましたか?

多少はあったと思います。これまで舞台を年間8本とか11本とかやっていたので、そんなこと考える暇もなくずっと忙しかったんですけど、コロナの影響で舞台もなくなり、ちゃんとじっくり考えられる時間を何年ぶりだろ?ってくらい持てたので、そういう意味での影響はあったと思います。

――今後のやりたいこととして、元所属事務所のホームページでは「新垣はこれからも大好きな演劇の道を邁進してまいります」とあって、ブログでは「『おっ。新垣やってるねー!いいねー!!』と思っていただけるような活動ができるよう精進してまいります」とあって、微妙な違いを感じたんですけれど、役者メインなのか、それ以外のこともなのか、実際はどうなのでしょうか?

事務所が『演劇の道』って言ってくださったのは、これまで舞台役者として私のやってきたキャリアを生かしつつと思って書いてくださったんですけど、私ももちろんそれはありつつ、でもこれから先どうなるか分からないじゃないですか。実際に今は舞台とかは厳しい状況なので、やりたくてもやれないっていうのがありますし。今後何がどう広がるか分からなかったりもするので、『役者だけですよ、私は』っていうんじゃなくて、そうじゃない方向も考えていきたいなって。私の文面でもあったように、『皆さんをワクワクさせられるような活動』を発信していきたいなと思っています。

――役者以外だとどんなことを今は考えていますか?

ファッションも興味があるので、洋服のプロデュースとか。アクセサリーとかファッションは具体的に考えていきたいですね。今はまだ企画の段階でふんわりなんですけど。

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