元モーニング娘。新垣里沙 事務所を退所しフリーになった理由 アイドル、役者を経て表現者の道へ【前編】

2020/09/06 12:00 配信

芸能一般

新垣里沙撮影=阿部岳人


――モーニング娘。で10年8カ月、一人で8年。今振り返ってみてどっちの方が長かったですか?

どっちだろうなぁ。長く感じたというのとはちょっと違うんですけど、年齢的に卒業してからの23歳から31歳はそんなに変わらないんですよ。でもやっぱり12歳から23歳までっていうのは、年齢もそうですし、自分が一番下っ端の後輩だったところからリーダーっていう変化がモーニング娘。時代だったので、そこはやっぱり濃い時間ではありましたね。ほぼ10代を全部モーニング娘。で過ごしましたからね。

――今思い起こして、モーニング娘。時代にやっておけばよかったことはありますか?

10年以上いて、やり残したことないくらいやらせてもらって、やりきった感があったんですよね、卒業するときに。なので今思い返しても、やっぱりないですね。

――逆に役者はまだやり残したことがありますか?

演技、やりたいですね。表現者として生きていきたいというのはずっとあるので。そういう意味ではこれまでは舞台が中心で、映像に挑戦したことがほぼないんですよ。ちょっと映画出たりとかはあったんですけど、映像をしっかりというのはなかったので、そっちにも挑戦したいなっていうのはすごくありますね。舞台の演技とドラマとか映画とかでは全然違うと思うので。うん、表現者ではありたいですね、ずっと。歌も歌いたいですね。

――歌も続けるんですね。

一人になってからも、役者としてずっとやっていた中で、1年に1回とか、舞台の隙間を狙ってライブをやっていて、そのときは生バンドさんで、みんなで作っていってって感じだったので。そういうライブは今後も、すぐは難しいと思うんですけど、やっていきたいなって思っています。

――モーニング娘。を卒業したときにイメージした自分と、その後の実際の8年間でギャップはありましたか?

役者としてやっていきたいと思って卒業したんですけど、多いときで年間11本とか舞台をやらせていただけるまでに話をいただけるっていうのが本当にありがたくて。そこは良い意味で違っていました。1年で2本とか3本くらいしかできなかったらどうしようとか考えることもあって、今よりもモーニング娘。を卒業して一人になるときの方が不安でしたね。そう思うとひっきりなしにずっと舞台をできていたのはありがたいことだなって本当に思っています。

インタビュー後編では、同期や後輩との関係、家族をはじめとするプライベートなことを中心に話を聞きました。一緒に取材現場に来ていたお父さんも登場します!

自身のYouTubeチャンネルではメイク動画がおすすめとか撮影=阿部岳人

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