恵比寿マスカッツ・希島あいり「笑顔を忘れずに」リモートライブで観客を魅了<ライブリポート>

2020/09/07 22:30 配信

音楽

「Live from Grapefruits Moon 『月で逢いましょう』 #2 希島あいり」の模様※2020年ザテレビジョン撮影


恵比寿マスカッツの希島あいりが9月5日に初の無観客リモートライブを開催し、終演後にはSNS上にファンからの称賛の声が集まった。そんなライブをリポートするとともに、希島とピアノ演奏&コーラスを務めた平方元にリモートライブについての感想などを聞いた。

「Live from Grapefruits Moon 『月で逢いましょう』 #2 希島あいり」の模様


初代恵比寿マスカッツのメンバーで、3月に再加入した希島は、個人としても多くのライブイベントやワンマンライブを行ってきた。3月には、全14曲オリジナルのベストアルバム「Airi Addict」をリリースし、4月には4回目のワンマンライブを予定していたが、新型コロナウイルスの影響でライブはやむなく中止に。そんな彼女の久々の音楽ライブ出演となる。

このライブではピアノのみという歌唱力が問われる構成だったが、さまざまな活動を通して成長した表現力をパフォーマンスに乗せるパワーが強くなっていたように思う。

ライブタイトルは「Live from Grapefruits Moon 『月で逢いましょう』 #2 希島あいり」。「オリジナル楽曲」「生楽器」にこだわりライブを行う、元&現役セクシー女優所属の音楽プロジェクト「Milky Pop Generation」(通称“ミルジェネ”)の人気ライブ企画「美女と野獣」が、より女優にスポットライトを当てた内容で配信ライブとして再始動したものだ。第1回には二宮ひかりが出演。希島に続き、9月15日(火)はAMATSUKA(天使もえ)、9月29日(火)は神咲詩織、10月11日(日)は枢木あおいが出演する。

「皆さんのことを思いながら、すてきな時間になるように…」


「Live from Grapefruits Moon 『月で逢いましょう』 #2 希島あいり」の模様


この日の1曲目は本ライブシリーズを表す楽曲「Fly Me to the Moon」(Claire Littley)。大人っぽい魅力があふれているとともに、音楽ライブなど場数を経験した貫禄が感じられる堂々としたステージングで、スタートから彼女のライブの世界観へといざなっていった。

「皆さん、お元気ですか?本日は初の無観客生配信ライブということで、画面越しでね、貴重な時間を割いてご覧くださって本当にありがとうございます。今日はね、皆さんのことを思いながら、すてきな時間になるように、そして平方元さんのパワフルな演奏についていけるように精一杯歌わせていただきたいと思っております、よろしくお願いします」

「Live from Grapefruits Moon 『月で逢いましょう』 #2 希島あいり」の模様


「いつもなら皆さんの熱量を直接肌で感じながら、今日はリモート配信ということでコメントでたくさんエールを送っていただけたら幸いです…みんなコメントください!今日は皆さんにまず『大好き』という気持ちを込めてこの歌を届けます」

ライブへの意気込みを告げ、2曲目はオリジナルの「君へ届け」、それに続く3曲目は「みんな空の下」(絢香)。ファンを思う気持ちからか、歌唱中も自然と笑顔がこぼれていた。

「Live from Grapefruits Moon 『月で逢いましょう』 #2 希島あいり」の模様


「ちょっとでも思いが届いたらうれしいです!今日前髪がまとまらなくてちょっとシュンってなってるんですけど…(笑)。コロナ禍ですごく大変な時期でそれぞれ抱えている悩みがたくさんあると思うんです。今は苦しいことがいっぱいで、だけど笑顔を忘れずに自分の信じた道を歩んでほしい、諦めずに前を向いていってほしいなという願いを込めて…」

4曲目はオリジナルの「希望の旋律」、5曲目は「I WISH」(モーニング娘。)を熱唱。希島の大きな武器の一つ、切ない歌声にこの日はパワフルな感情が乗せられ、観客の心を揺さぶった。「I WISH」ではピアノ担当の平方のボイスパーカッションも加わり心地よい1曲に仕上がった。

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