佐藤隆太が“世界初の偉業”を成し遂げた男を熱演！

10月1日（土）にテレビ朝日系で、佐藤隆太が世界に先駆け“胃カメラ”を開発した研究者を演じるSPドラマ「光る壁画」の放送が決定した。佐藤は「このドラマから、どんなに辛い体験をしても決して諦めず立ち直っていく“日本人の底力”や“家族の温かさ”を感じ取っていただければと思います」と力強く語った。

同ドラマは、ドキュメントタッチの小説で独自のジャンルを築いた吉村昭氏の同名小説が原作。世界に先駆けて胃カメラを開発した日本人研究者の苦悩と情熱の日々、医師たちの熱意と友情、そして彼らを支え続けた女性たちの姿を伝える。当時、戦争で全てを失い傷ついていた日本、それを乗り越えるために幾多の苦難と絶望を乗り越えた日本人の“不屈の人間力”を描く。

敗戦を引きずり生きる気力をなくしていた主人公・曾根菊男（佐藤）。若き技術者である彼が、もう一度生きる希望を見出したのは“胃の内壁を写すカメラ”によって多くの人々を救いたいという強い思い。同じように、さまざまなジャンルの若き才能が、不可能と言われた医療機器の開発に自らの思いを託して集結する。困難に襲われても諦めず、“折れない心”で世界初の偉業を成し遂げる。

また、脇を固める出演者たちは実に豪華な顔ぶれがそろった。佐藤演じる菊男の妻・京子役を加藤あい、胃カメラの発案者である東大医師・梶を中村俊介、菊男の先輩で共に開発に打ち込む松浦を萩原聖人が演じる。脚本はことしの2月にテレビ朝日系で放送された「ドラマスペシャル　遺恨あり」など、ヒット作を多数生み出してきた後藤法子氏が担当する。ほか、大杉漣、市川亀治郎、寺島進、星野真里らが重厚なストーリーに華を添える。

佐藤は「戦後の大変な時期に、ほかでもない日本人が世界で初めて胃カメラを開発したということを知り、とても誇らしい気持ちになりました。真実の物語を演じるのは責任重大、身の引き締まる思いで撮影に臨みました。苦しい局面に追い込まれても前を向いて歩んでいく登場人物たちの姿に僕自身、大きな力をもらいました」と作品に対する思いを明かした。

佐藤の起用理由について、テレビ朝日の田中芳之プロデューサーは「主人公は“エネルギッシュな情熱”と“困難な時代を生き抜く繊細さ”の両方を表現できる佐藤隆太さんにお願いしました。日本人の力強さを今一度このドラマによって再確認していただきたいと思います」とアピールした。