鈴木愛奈が新曲MVの撮影裏話を明かす!草原のシーンに隠された苦労

2020/09/15 18:00 配信

アニメ インタビュー

1stシングル「やさしさの名前」をリリースする鈴木愛奈

今年1月にアルバム『ring A ring』でソロデビューを果たした声優の鈴木愛奈が、1stシングル「やさしさの名前」を9月16日(水)にリリース。TVアニメ「モンスター娘のお医者さん」のED主題歌にもなっている本作は、温かみのあるミディアムナンバーとなっている。優しさに包まれた曲と評した鈴木に、本作への思いやMV撮影時のエピソードなどを語った。

――今回の楽曲は、『ring A ring』のリード曲「ヒカリイロの歌」とは曲調がガラリと変わりましたね。

「全体的に歌詞に温かみのある、ミディアムテンポの優しい楽曲になりました。この曲は『モンスター娘のお医者さん』のED主題歌でもあるのですが、アニメの世界観や出てくる登場人物たちの魅力、特にグレン先生のモンスター娘たちを治してあげたいという気持ちや、サーフェのグレン先生に対する真っすぐな気持ちに曲全体が合っていて、私自身優しさに包まれる感覚で歌わせていただきました」

――歌う上で意識されたことは何ですか?

「どうすれば曲の雰囲気が柔らかくなるのか、1つ1つのフレーズごとに考えていて、今回は私が小さい時に習っていた民謡の独特の節回しを混ぜることで、うまくはまってくれた気がします」

――レコーディング時にこだわった部分は?

「終盤の『何ができるだろうただきみのために』という部分は、あなたの隣に寄り添う味方だよ、という歌詞なんですが、口に出して相手に伝わるように歌うのか、心の中で思っているように歌うのか、何パターンも録らせていただきました。最終的に、大切なあなたに対する全力の問い掛けと自分への問い掛けという意味で、心をさらけ出すような歌い方になりました」

――MVは爽やかな感じですが、撮影時の思い出はありますか?

「撮影では2つテーマがあって、草原のシーンはサウンドオブミュージックのようなステップを踏んだ軽やかなイメージ、ハウススタジオと湖畔のシーンは彼氏目線からの彼女というイメージでした。ただ、恋人とのやりとりを演じるような撮影に慣れていなくて、本を読んでいるところにカメラが近付いてくるシーンでは、『何読んでるの?』って近付いてくるカメラに『ちょっと見ないでよ~』って手で遮りながら恥ずかしがるところが、全然良い感じに撮れなくて。何回も撮り直すことになって、『慣れていないんだね』ってプロデューサーさんに笑われました(笑)」

「現場では草原、ハウススタジオ、湖畔の順で撮影したんですが、ハウススタジオの撮影中だけお天気が良くて、後は本当に同じ日なのかって思うくらい雨風がすごかったです。草原ではドローンを飛ばしていただいたんですけど、風が強くて結局2回くらいしか飛ばせなくて、遠くから撮っている映像を少しだけ使うことになりました。本当は近くから撮った映像もあるんですけど、髪が乱れて大変なことになってしまったので使うことができず、すごく良いシーンなんですけど遠くからの映像だけに(笑)。メーキング映像を見ていただければ、その時の様子が映っているので、私たちの頑張りが伝わるかなと思います」

文・撮影=永田正雄

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