9月5日(月)~9日(金)の5日間、東日本大震災からの復興をテーマにしたドキュメンタリー「明日へ 再起への記録」(NHK総合)を放送する。同番組は、NHKの各地取材班が震災直後から撮影してきた被災地の膨大な記録をまとめた5本のドキュメンタリーシリーズ。
5日(月)は、宮城県の名取市立中学校に密着する。14人の仲間を亡くした子供たちが、いま何を思い、どんな生活を過ごしているのか。心に傷を負いながらも、力強く前を向いて歩こうとしている子供たちの姿を映し出す。6日(火)は、岩手・宮古の重茂漁協が取り組む独自の復興計画を紹介。同漁協では大津波で50人が死亡し、800あった船の大半も失った。震災後4月に組合長は、漁師に一切の借金なく組合が用意した100の船や道具を共同利用させようとするが、水揚げを公平に行うことへの抵抗や資金難などさまざまな問題が立ちはだかる。7日(水)は岩手県の大槌小学校へ。隣町の小学校と共同で避難所に間借りし“学び舎”を再開した同小学校。しかし生活復旧の見通しが立たず、280人のうち50人が町外へ転校してしまう。8日(木)は、福島第一原発から約3kmの場所に住んでいた男性を取材。男性の父と妻は遺体で見つかるも、小学生の娘は現在も行方不明のままだという。男性の家族を捜す日々に密着し、原発がもたらした現実を伝える。
そして最終日の9日(金)は、宮城・気仙沼の商店街復興の様子を。津波に全てを流され、資金もない中で商売を再開させようとする男たちの奮闘劇を追う。
5日(月)は宮沢りえ、7日(水)は大竹しのぶ、9日(金)は大友康平がナレーションを担当する。
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