さらに8話では、前作でも登場した銀行員・福山も登場した。
前作でもタブレットを手放さず、データ一辺倒だがツメの甘い福山は、最後には半沢の“倍返し”を浴びた。
だが今回は大和田指示のもと、タブレットを駆使して半沢をバックアップ。箕部に関する資料を紀本常務に奪われそうな危機に間一髪飛び込み、「もうすぐ会議だというのに、“伊勢島ホテル”の資料がなきゃ困るんですよ」「で、“承認資料”は?」とひと芝居打って箕部に関する資料を救い出すことに成功した。
手に汗握る展開を演出した“タブレット福山”の活躍ぶりに、前作からのファンは大喜び。「まさかタブレット福山が助けてくれるとは!!」「かつての敵を救うタブレット福山!いい仕事してる」といった声でにぎわった。
ラストでは、半沢の天敵ともいえる金融庁・黒崎検査官とのやりとりも視聴者を沸かせた。
箕部の身辺を独自に調査していた黒崎は、その動きが永田町の怒りを買い、左遷になったのだった。駆けつけた半沢に「政府に逆らうなんてほんとバカなことしたわ。誰かさんに影響されたせいかしら?」と笑いかけた黒崎。
「検査官じゃなくなったアタシから、最後に一つ教えてあげる。“伊勢志摩ステート”を調べなさい」とヒントを贈り、退場。何度も激闘を繰り広げた黒崎の去り際にも、視聴者から「カッコいい!」「互いを認める武将同士の別れのよう」など感動の声が続出した。
“昨日の敵は今日の友”を地で行く胸熱展開となった第8話。平均世帯視聴率は25.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となり、第5話の25.5%を超えて今シーズン自己最高を更新。Twitterでは「#半沢直樹」が今回もトレンド世界一に躍り出たほか、国内トレンドでは「大和田」「黒崎」がトレンドトップ10、「タブレット福山」がトップ20入りする反響を呼んだ。
次回は9月20日(日)に第9話を放送する。半沢は、黒崎が最後に残した「伊勢志摩ステート」というヒントを手がかりに伊勢志摩へと飛ぶ。伊勢志摩支店の同期の協力を仰ぎ、伊勢志摩ステートの15年前の財務資料を徹底的に調べる中で、半沢の疑念は確信へと変わっていく。
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