中村アン演じるリサの父親で、世に多大な影響力をもつ大物政治家を石丸謙二郎が。
キダとマコトが働く自動車修理工場の社長でキダが裏社会に入るきっかけを作った人物を大友康平が。
キダを“交渉屋”へと育てる、裏の世界で暗躍する組織のトップを柄本明がそれぞれ演じる。
複雑な家庭環境で育ち、寂しさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な仲間となった。
しかし20歳の時に、ヨッチが2人の前からいなくなってしまう。
そんな2人の元に、政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。
住む世界の違うリサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、全く相手にされない。
キダは「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めてこつぜんと姿を消してしまう。
2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやく再会を果たす。
マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその“理由”を知ったキダは、親友のため命を懸けて協力することを誓う。
以来、キダは「交渉屋」として、マコトは「会社経営者」として、裏と表の社会でのし上がっていく。
そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。
しかし実はそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった。
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