『俺たちはあぶなくない』佐野勇斗、デビュー5年で胸に刻む思い「人を楽しませられる人間でありたい」

2020/09/17 12:39 配信

ドラマ

「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」に主演する佐野勇斗にインタビュー撮影=西村康

9月17日(木)スタートの連続ドラマ「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」(毎週木曜夜0:59-1:29ほか、MBSほか)に鈴木伸之とともにW主演する佐野勇斗。初めての刑事役で演じるのは、熱くもならず残業もせず、捜査すらしたくない一風変わったキャラクターだ。佐野に、鈴木との共演エピソードや“俳優業”への思いを聞いた。

「相当な数のセリフ合わせをしてきたんです」


「俺たちはあぶなくない―」は、あぶない橋は絶対渡らない後ろ向きな若手刑事コンビが繰り広げるポリスコメディー。佐野は、抜群の推理力を持ちながら頭の中では常に転職のことを考えている25歳の“転職刑事”・世中渡を演じる。

役柄の印象について佐野に尋ねると、「初めての刑事役ですし、実年齢よりも上の役どころを演じるのも初めて。最初は少し身構えてしまったんですけど、台本を読んでみると世中の性格が結構、僕に近いというか。ふざけているように見えているけど、ある一点のことに対してはちゃんと真面目にやっている。…自分を真面目って言うのも、ちょっとアレですけど(笑)。意外とすんなり役に入れましたね」

世中とコンビを組んで動くもう一人の主人公、コスパ重視で昇進試験と署内政治に忙しい“出世刑事”・高野心に扮するのは、現在27歳の鈴木伸之。

「僕は鈴木さんのことを『伸くん』って呼んでいました。伸くんは僕より5歳も年上なのにフランクに接してくださって、でも敬語を使ってくださるんです。すごく人に敬意を払う方で尊敬しています。それに撮影の空き時間にも積極的にセリフ合わせの練習をしてくださったんですよ。この作品は2人のテンポ感が重要になってくるコメディーなんですけど、朝、現場に来たら伸くんがすぐにフザけて僕にセリフを言ってきて、僕もそれにセリフで返す、という感じで相当な数のセリフ合わせをしてきたんです。おかげで本番では、より自然な掛け合いができていたんじゃないかと思います」