『俺たちはあぶなくない』佐野勇斗、デビュー5年で胸に刻む思い「人を楽しませられる人間でありたい」

2020/09/17 12:39 配信

ドラマ

「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」に主演する佐野勇斗にインタビュー撮影=西村康


刑事コンビという役柄からも、また、W主演という立場からも、現場での鈴木との親交はかなり深まった様子。

「テレビなどで拝見している印象だとクールな感じの方なのかなと思っていたんですけど、実際はすごく優しくておちゃめで、天然な方。いつも現場の皆さんを笑わせるムードメーカーでしたね。僕も2人でサウナに行くなど、すごく仲良くさせていただきました。普段の僕も天然というか人からツッコまれることが多いんですけど、今回だけは完全にツッコミに徹していました。伸くんは本当に相当、天然なので(笑)」

デビュー後は「刺激的すぎる毎日でした」


あどけない少年のように天真らんまんな表情を持つ一方で、まなざしに力を込めた途端に精悍(せいかん)な男の顔つきになる。現在22歳の佐野は、2015年に映画「くちびるに歌を」で俳優デビューをして、今年で5年になる。

「そっか、ちょうど5年になるんですね。でも、高校生のときに『くちびるに歌を』に出させていただいて、そこからいったん学業に専念させていただいたので、本格的に始めたのは大学生になって上京してから。

そういった意味ではまだ3~4年しかたっていないんですけど…長い!めちゃくちゃ長かった!(笑)。多くの皆さんは『あっという間だった』と言われると思うんですけど、僕は全く逆。3~4年とは思えないほど濃い時間でしたし、刺激的過ぎる日々でしたね。

毎日毎日、自分を高めるのにいっぱいいっぱい。どんな先輩であっても新人であっても、明日いきなり『本番です』って言われたらやらなきゃいけない世界だから。自分に足りないものを痛感させられる中で、“この世界で生き残るには、こういう人でいないといけないんだ”と実感してきました。ずっと、もがいていましたね。もちろん今もその途中ではありますけど…うん。昔の自分に『よく頑張ってるな』って言いたいです(笑)」