神宿が9月13日、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールでホールツアーファイナルを開催した。
9月で結成6周年を迎える神宿にとって、初のホールツアーとなった今回。9月5日に静岡・静岡市民文化会館、9月6日に兵庫・神戸国際会館の2公演を経て、13日にパシフィコ横浜国立大ホールでファイナルを迎えた。
ソーシャルディスタンスに配慮した席割り、マスク着用で声出しも禁止と制約の多い条件の中、客席最後列まで席は埋まった今回のツアーファイナル。駆け付けたファンは拍手と手拍子、メンバーカラーのペンライトを振ってライブを楽しんだ。
ライブは新曲「Brush!!」からスタート。メンバーの自己紹介を挟んで、「はじまりの合図」「HAPPY PARTY NIGHT」「ぱらしゅ~と☆らぶ」と続き、一ノ瀬みか、塩見きら、小山ひなのユニット曲「Erasor」に続いてMCへ。
ホールツアーファイナルの意気込みを聞かれ、羽島みきは「横浜でツアーファイナル、それもホールでということで、みんなの頭と心に、みんなの時間を刻んでいくんで、今日は最後までよろしくお願いします」と、若干空回り気味に語る。
塩見は「入ってきた瞬間、こんな広い会場で、ペンライトがきれいで、幸せだなと思いました」と明かす。
「今日という日を楽しみに、いろいろなことを頑張ってきたので、その気持ちがみんなに伝わっ、伝わったらいいなと」とちょっとかんでしまう一ノ瀬、「裏では緊張してたんですけど、みんなの顔を見たら安心しました」という小山。
羽島めいは「今日はホールツアーの集大成ですから、皆さん帰るころには笑顔が止まらないように、神宿のライブ来てよかったなって絶対に思わせるんで、覚悟しておいてください!」と声を上げる。
「ボクハプラチナ」「在ルモノシラズ」「タフ・ラブ(※・は白ヌキハート)」「Ultra Cheer」「星空帰り道」と5曲続けて披露すると、メンバーは一旦ステージをはけ、スクリーンで映像がスタート。映し出されたのは「はしめいの部屋」。
羽島めいがホスト役のトークコーナーに、羽島みきがスペシャルゲストとして登場。実の姉妹トークが繰り広げられると、ステージ上には衣装を着替えた羽島姉妹が。ここから“世界の羽島姉妹”によるステージへ。「ほめろ!」の姉妹ユニットVer.、そして姉妹ユニット曲「SISTERS」を歌い上げる。
姉妹コーナーが終わるとステージは再び暗転し、スクリーンに「皆さん、突然ですが、五人の女の子たちがグリズリーに襲われそうになるお話を知っていますか?」のナレーションが。衣装を着替えたメンバーが登場し、「グリズリーに襲われたら・(※・は白ヌキハート)」を歌唱する。
そのままライブは一気に終盤戦に。「Action!」「Life is やっぱ Beautiful!」「全身全霊ラプソディ」「春風Ambitious」「お控えなすって神宿でござる」と神宿ライブ鉄板の楽曲群で盛り上げていく。
「ツアーファイナル、横浜ありがとうございます。いつも支えてくれるみんながいるから、私たちは進むことができています。大切なみんなに向けて、気持ちを込めて歌います」という羽島めいの曲フリで「それから」、本編ラストはグループの代名詞ともいえる「KMYD」。そして、一ノ瀬の「みんな、ありがとう!」の声でライブ本編は幕を閉じた。
最後に、この日の感想を語るメンバーたち。羽島みきは「今まで当たり前だったことが当たり前でなくなってしまったけれど、こうやってみんなに会うこともできたし、配信で見ていただくこともできて。こうやって私たちが活動できているのは、本当にみんなのおかげなので、これからも何があっても神宿についてきてください」と呼び掛ける。
塩見は「6周年を目前に控えた今、こんなすてきな会場で幸せな時間を皆さんと過ごせたことが、何よりもすごく宝物になったなと思っています。今日を糧に、これからも頑張っていきたいと思います。集まってくださって本当にありがとうございます」とファンに感謝。
一ノ瀬は「今日、みんなと過ごした一瞬一瞬が、私の胸の中にポカポカとしながら存在しています。今日、すてきな時間を過ごせて幸せでした。これからも私たちの応援を、よろしくお願いいたします」と話す。
小山は「ツアーファイナルを無事に迎えられて、みんなに会えて、ライブを届けることができて、本当にうれしく思います。これからもどんどんどんどん進んでいくので、ずっとずっと愛してくれたらうれしいです」と伝える。
最後に羽島めいが「ホールツアー3カ所を回って、正直すごく不安だったんですよ。お客さんに楽しんでもらえるのかな、来てもらえるのかなって。すごいいろいろ考えていたんですけど、こうしてみんなが来てくれて、ツアー回って良かったなって思うし、みんなの顔を見られることが本当に幸せなことなんだなって、毎回毎回思っています。本当は、満員のホールが見たかったんですよ。いろいろな制限があることも分かっているけれど、やっぱり満員の景色が見たかった、きっと違う未来もあったと思うんですよ、今の状況じゃなかったら」と吐露。
さらに、「でも逆にね、だったらまた回ればいいじゃんって思ったのよ。2度目のホールツアーをやろうと。まだ何も決まってないんだけど(笑)。でも、次にまたホールツアーやる理由ができたじゃん(笑)。だから、今日来ているみんなは、次ホールツアーやるときは絶対来てよ! 来てくれますか?
(大きな拍手)ありがとう! 今日しか見られない景色もあるけれど、次はまたきっと違う景色が見られる。だから、これからも変わらず私たちのことを愛してくれたらうれしいなと思います。今日はありがとうございました!」と2度目のホールツアー開催へ、意気込みを見せた。
メンバーが最後のあいさつを終えて下がると、スクリーンには「重大発表」の文字が。10月10日(土)から「KAMIYADO Autumn Tour 2020 また君に会える」の開催が決定、さらに神宿初となるZeppツアーも開催決定!を発表。
配信ライブはここで終了となるが、会場ではアンコールの拍手に応えて、ツアーTシャツに着替えたメンバーが再びステージに登場。
「CONVERSATION FANCY」「Summer Dream」を歌い、最後はメンバー全員が手をつなぎ、地声での「ありがとうございました!」のあいさつで、初のホールツアーを締めくくった。
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