長野さんは、お昼ご飯に何度も誘ってくださいました。お昼はスタジオの食堂で、粕谷家の顔ぶれで食べることが多く、普段から身近な存在になれるようにとナチュラルにお声を掛けてくださったので、本当にありがたかったです。
香取さんはそれこそ本当にクールな方で。本当に優しい方なんですけど、その優しさを見せない方なんですね。でも、細やかな気遣いをずっとしてくださっていて、差し入れを頻繁に出してくださったり、そっと見守ってくれるような、香取さんがいらっしゃるとすごく安心できました。
それで、舞台に立つとすごくお客様の心をわしづかみにするぐらい面白くて。何よりお人柄の温かさは私も見習いたいなと思いましたし、私は現場で香取さんに何かをお返しするということができなかったので、いつか何かをお返しできるように頑張りたいなと思いました。
――今作での山本さんの一番の挑戦は何でしたか?
山本:今まではアクションありきで、黙々と人を殺すとか(笑)、感情のないような役が多かったので、今回のあかねちゃんは喜怒哀楽がすごく激しくて、そういった部分で自分を解放するのに最初は苦戦したのですが、解放した時にすごく楽しくて。アクションをするより体力使いました。人の感情ってこんなにも豊かなんだなっていうのをあかねちゃんに、そして三谷さんに教えていただいたなとすごく感じます。
二朗さんも香取さんも本当に表現が豊かなので、私もそれに負けず表現を出さないと!って自分の中で最大限のテンションの高さで挑みました。私のアクション作品を見てくださってる方はビックリするかもしれないですね。7割8割変な顔をしてたので…もうほぼほぼ変顔っていう(笑)。でもそれがすごく楽しかったです。
――お客様が笑ってくれたときは気持ちよかったですか?
山本:もう本当に嬉しかったです!その笑い声がどれだけ力になるかっていうぐらい、本当に嬉しくて。お客様が目の前にいらっしゃると思うとどうしても緊張してしまって。その緊張をほぐしてくださったのがお客様の笑い声だったので、本当に笑い声っていうものは、大きな、大きなパワーになるんだと実感しました!
山本演じるあかねのフレッシュなキャラクターも魅力的なAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』は、Amazon Prime Videoで本日9月18日より配信スタート。
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