最後は、移植のための臓器を運ぶドローンに密着。臓器にはそれぞれ輸送のタイムリミットがあり、車の渋滞などで時間が過ぎてしまうと破棄されるケースが多いという。その件数を減らすべく立ち上がった医療従事者やエンジニアたちの“ファーストフライト”を追う。
誰かのために物を運ぶ運び屋たちのりりしい表情、無事運び終わり安堵(あんど)する姿。彼らには尊敬の念を抱くと同時に胸を打たれた。今後、さまざまな物を見ては、それができるまでのバックグラウンドを考え、彼らのことも思い出すだろう。
また、MCの菊池は、これがゴールデンプライム帯のバラエティー番組での初MCということだが、MCとしての番組出演も多いバカリズムと、独特のワードチョイスで手ごわい印象の滝沢を相手に、とても落ち着いて進行していたように見えた。さらに、“運ぶ”ことに関する3人のエピソードにも注目。「あるある！」というものから、予想外のものも飛び出してくる。
異色の組み合わせに思えたが意外と息が合っている3人のトークも楽しみながら、普段は見ることのできない運び屋たちの勇姿、そして、彼らが運ぶことに懸ける思いをぜひ受け取ってほしい。
文＝M
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