――主演の白石聖さんの印象は?
白石さんはすごく芯が強くて、本当にお芝居が大好きなんだろうなというのが伝わってくる素晴らしい方です。
今回は巻き込む役(坂口)と巻き込まれる役(白石)でしたので、その役をお互いに生かすために、なるべく本物を宿せるように本番に全てを注ぐ。お互いそのことしか考えていなかったですね。
詩弦と鬼形はどんどん心が通っていくのですが、実は裏切りがあるので、どうやってだましだまされるかっていうね(笑)。そんな現場ならではの純度の高い雰囲気が、すごくいい空気となって映っているんじゃないかなと思います。
――では最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします。
自分が関わっているからではなく、「こんなに面白いドラマってなかなかないよー」と言いたいです。人間の美しさや汚さ、普通はさらさないような醜い部分、でも誰もが心に秘めている鬱屈(うっくつ)したものをすごく表現しています。
ホラーとか関係なく、見ている人がスカッとしたり、どこか救われたりする部分もあると思うんです。「ほら見ろ!」とか「来たーーっ!」みたいな(笑)。出てくる人はみんな狂っていますが、人間同士が狂い咲いている姿を楽しんで見ていただければうれしいです!
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