――「クセがスゴい」というフレーズでブレークして、それが番組タイトルにもなりましたが、その実感や喜びはありますか?
ノブ:「クセがスゴい」という漫才を作ったのは15年前くらいですから、そこから番組タイトルとしてゴールデン。いい15年だったのかなとかも思いながら、うれしいですけど、クセがスゴいってもう誰も言っていない気がする(笑)。それを今、堂々とやるここの総合演出の変態さ。「全力!脱力タイムズ」(毎週金曜夜11:00-11:40)とかも担当している、お笑いしか考えていない人が今やろうとしているのが面白いですよね。
大悟:言っとってよかったなというのもありますけど、クセがスゴいというのは、本当にもう誰も言っていないし、ノブも言っていないです。でも、すごく便利な言葉で、言ってはいけないくらいの文句を言いそうになったときに、「クセがスゴいな」って言っちゃえばギリギリセーフになる(笑)。ネタ番組でも使いやすい言葉かもしれないですね。
ノブ:全部含まれてますからね。“面白い”も“スベってる”も。便利な言葉だなと、やっていて思いました。
――今後の展望や野望を教えてください。
ノブ:先輩も後輩も、まだまだ山程芸人さんはいますから、今後が楽しみですね。展望といっても、僕らはリアクターで仕掛けられないんですよ。スタッフさんと芸人が悪ふざけをしているのを受け止めるというだけなので。でも、一個言えるのは、今回、とにかく明るい安村に「ホンマにネタは何でもいいから、のびのびやってな」とLINEを送ったのは大間違いでした。本当に何でもいいのをやりやがったので(笑)。
――最後に、読者へメッセージをお願いします。
ノブ:お笑いファンの方も、家族で見てくれている方も、第7世代から中川家さんまで幅広い方が出てくれていて、笑えるようになっていますので期待してください。ただ、まともなネタは一つもありません。中川家さんもダークサイドの方が出ていますし、全員そういう感じになっています。でも、他では見られないネタばかりだと思うので、ぜひ家族で楽しんで見てください。
大悟:僕らは、大好きな形のネタ番組ができていると思っています。面白いのは間違いないですし、これを見たことによって「ENGEIグランドスラム」とか「エンタの神様」(日本テレビ系)がより面白く感じるというところもあります。こういうちゃんとしたネタもあるんだ、と。この番組で、ちょっと“裏”も見てみてください。
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