謎多き展開で話題を呼ぶドラマ「私たちはどうかしている」(毎週水曜夜10:-10:54、日本テレビ系)の第7話が9月23日に放送された。光月庵を守ろうと必死の椿を横浜が丁寧に演じ、視聴者の心を掴んだ。(以下、ネタバレがあります)
金沢の老舗和菓子店・光月庵を舞台に、和菓子職人の七桜(浜辺)と跡取り息子・椿の恋愛模様をサスペンスタッチで描く同作。原作は、安藤なつみによる同名漫画だ。
七桜にとって椿は、かつて母親を殺人事件の容疑者に名指しされた因縁の相手。事件の真相を知るため、七桜は素性を隠して椿のいる高月家へ。嘘の夫婦になろうとしていた。
第6話で物語は大きく動いた。椿は七桜の正体を知ることになり、火事の後、七桜は姿を消した。続く7話では、3年が経ち、椿の前に再び七桜が現れた。人気の和菓子店「花がすみ」の店主として…。
椿は「花がすみ」を訪れ、七桜に「あの火事の日、どうして何も言わずに消えたんだ」とすがるような目で尋ねた。だが、「お菓子をお求めでなければ、お帰りください」と取り付く島もない七桜に追い返されるように店を後にした。
3年前の火事が原因で、椿は視力を失いかけていた。自分で御菓子を作れなくなったのは、そのためだった。
そのことにただ一人気づき治療を進める七桜に、椿は「園遊会が終わるまで治療は無理だ。園遊会には地元の名士や著名人がたくさん集まる。そこで下手な御菓子を出せば光月庵の評判は地に落ちる!…俺の光月庵が終わる」と治療を拒否。それは第1話で椿が口にした「光月庵を誰からも愛される店にする」という思いと寸分違わぬ、椿の理想の光月庵の姿だった。
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