ドランクドラゴン冠番組150回突破!今後の野望を聞く

2020/10/01 16:50 配信

バラエティー

「ドランクドラゴンのバカ売れ研究所! 」より、ドランクドラゴン撮影=永田正雄


――9月に番組は150回を迎えました。まずはその感想を聞かせてください。

塚地:この秋に7年目に入るという。今、そんな番組、なかなかないですよね。

鈴木:ね! たいていは短い期間で終わってしまうじゃないですか。長くやらせてもらえてるのはありがたいし、毎回楽しいもんね。これだけ自由にやらせてもらえる番組もないですし。登場する商品に対し、批判的なことを言っているときは、普通どっちかが止めなきゃいけないのに、自由に思ったことをしゃべってる。

それが150回。あまり大々的にそれを言わないのもこの番組っぽいなと思います。最後にちょろっと、(150回でも)番組の頭では何もなかったからね。

塚地:そうね。

鈴木:エンドトークで「7年目です」とか、「150回目だったんです」とかちょろっと。だったら本編でもうちょっと言えばよかったのに(笑)。

塚地:ふわっとしたことは言ってるけど、実は記念すべき回だったんだ、みたいな。

鈴木:でもありがたいことですよね。ずっと自由にやらせてもらって。意外と商品について辛らつなことを言っているんですけど、あまり社長さんが怒らないよね、今まで一度もない。

塚地:みんなニコニコして聞いてくださるから、楽しい雰囲気でやれてる。ただ、こういう系の番組としては、たぶん正しくない(笑)。正しくないやり方でやってるんですよ。「帰ってください」とか、そんなの絶対ダメなやつですよ。

鈴木:「また噓つきましたね」とかね。

塚地:他の同種の番組ではあまり見られないスタイルですよね。ひと味違うことをやってる。それに対して企業の方が笑ってくださって、みんな楽しんで「面白かったです」と言って帰っていかれる。

鈴木:商品の実力や企業の方の言葉に疑惑の目を向けるような発言も、面白がってくださるんですよね。

塚地:我々的にも、よその番組にコンビで呼ばれるとちょっと立ち位置が違うんですけど。

鈴木:そうそうそう。

塚地:冠番組でもありますし、一番自分らの素が出ている番組だと思います。

「ドランクドラゴンのバカ売れ研究所! 」収録の様子


――他の商品を扱う番組との差別化は意識されますか?

鈴木:そうですね。やたらめったらほめるってことはしないようにしてきたのは確実だよね。

塚地:まぁ、嘘をつかないようにしているところはありますかね。我々芸人がやっちゃうと、嘘か本当か分かんなくなっちゃうから。

商品を紹介するだけの番組ではなく、スタッフさんがちゃんとバラエティーに落とし込んでくださってるから、ちゃんとお笑いの番組になってると思います。用意してくれるVTRもやっぱり面白いし、アシスタントも芸人が多いので、面白いことをちゃんとしたバラエティーとしてやってる自負はありますね。

鈴木:もしかしたら企業の方は「もうちょっとこうしてくれよ!」と思ってるかもしれませんけどね。やってるうちに俺も塚っちゃんもどんどんズレてって、楽しんじゃうところがあるから。

塚地:でも、一度別のある商品紹介番組に出たことがある人が番組に来たことがあって、こっちのほうが笑顔が多かったんです。我々も楽しんでいるし、あんまり決め決めで進めるよりは、ちょっと崩されたほうが素で楽しめる、みたいなところもあるんじゃないのかな。