女性アイドルグループの神使轟く、激情の如く。(以下、神激)が東京・豊洲PITで、ライブ「神激3周年-神時代覚醒〜GOD AWAKE WORLD〜」を開催した。
結成から3年で豊洲PITまで駆け上がったように、破竹の勢いで進撃し続けてきた彼女たち。でも、神激の歩みはけっして順風満帆な道ばかりではなかった。
この日のメンバーたちの吐き出した言葉の数々には、どんな逆境の中でも絶対に負けない強い意志を示した想いが詰め込まれていた。何時の時代の歩みの中でも、神激の生きざまを信じて拳と絶叫のエールを送り続けてきた神者(ファン)たちへの強い信頼と感謝の気持ちがあふれていた。
ライブは、楽曲の間に、メンバーたちが楽曲へ詰め込んだ想いを言葉にして挟む形で進行していった。単に人気曲やシングルで発表した歌たちを羅列した「3年やってきました」というベスト・オブ的な内容ではない。
彼女たちの忘れたくない記憶を、忘れて欲しくない人たちと共有し、改めて心に刻んでゆくためのライブだった。
「東京という街に憧れ、多くの人たちが夢を追い掛けてこの街にやって来る。でも、その夢をあきらめた奴らもいっぱい見てきた。夢をかなえたくて、ここに来たんじゃないのか?! 負けた自分にはなりたくない。明日死んでもいい気持ちでステージに立って、あなたへ届くように歌っている。
始めた頃なんて、人もいないフロアから始まったのに、今、ようやく豊洲PITに辿り着いた。そうやって夢をかなえ続けてきた奴らもいるんだよ。
同じように夢を持ってここへ集まってきた仲間たち、あきらめるなよ。たとえバカにされた夢でも、今日のようにつかみ取ってやるから」(生牡蠣いもこ)
「お前らの理想のアイドルになるような賢い生き方なんてとっくに捨てた。惨めな愛想笑いなんて二度としたくないし、気に入らない奴らには中指を立ててきた。それは間違いじゃなかったって、お前らのおかげで感じている」(三笠エヴァ)
「お前らと真っ黒く日焼けしながら騒いできた、いろんな夏フェスが中止になったまま夏が終わろうとしているんだよ。
いいか、ここは夏の野外ライブだ。何時までもこのままでいいのか、『俺はここで生きている』って騒ぎたくないか!!」(実久里ことの)
アンコールでは「生まれ変わっても自分になりたい」を披露し、大団円を迎えた。
今後の神激は、10月1日(木)に「神奏曲:アブソルートゼロ」、11月1日(日)に「生まれ変わっても自分になりたい」をデジタルシングルとしてリリースする。
ライブも、10月よりツアー「神巡り〜2020 -mini1-」を展開。12月には「神激クリスマスツアー2020」を行い、2021年3月5日(金)には、再び豊洲PITで無銭ライブを敢行。そして、2021年9月5日(日)にはTOKYODOME CITY HALLでの単独公演が決まっている。
まだまだ彼女たちの夢追いかける道は続いてゆく。
文・UtaTen編集部
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