2020/10/01 06:00 配信
ーーしかし20年以上の歴史を誇るハロプロだけに、ファンでも全てを追うのは難しそうですよね。
逆に掘っても掘っても出てくるので、それも魅力のひとつなんですよね。私が最近よく聴いているのは太陽とシスコムーンなんですけど、それも昔は知りませんでしたから。ハロプロって昔の曲を今の子たちが歌ったりもしているので、それで昔の曲やグループを知ることも多いんです。同じ曲なのに歌う人が違うだけでこんなにも違う表現になるんだっていう楽しみもあって、ほんと、驚きと楽しみが尽きないんです。あとは何より根本的につんく♂さんの作る楽曲と歌詞が素敵なんですよね。ハロプロの歌詞に登場する女の子像って、私が目指す女の子像でもあるんです。田舎生まれでお父さんとお母さんにちゃんと愛されて育ってきて、都会に出てきて一生懸命頑張っている感じ。ステージの背後に両親の姿が浮かんでくる歌が多くて、実際にハロプロのメンバーもそういう雰囲気の子が多いから、歌っていても自然で無理がないんですよね。昔はつんく♂さんのことをコミックソングを作る”面白おじさん”だと思っていて、「なんでお米に感謝してるの?」(Berryz工房「行け 行け モンキーダンス」)とか思っていたんですけど(笑)。歳を重ねた今ではその意味もわかるし、歌詞も深いなと感じます。
ーー三澤さんもいずれはコミックソングを?
いやいや、私には作れないですし、そもそも私のキャラクターに合わないと思いますよ。あ、でももしハロプロを卒業したメンバーがソロ活動をするとなったら、ぜひそういう楽曲を作って提供してみたいですね。それが将来の私の夢かもしれません(笑)。
ーー本当にハロプロが大好きなんですね。
ただのハロオタなんです。本当にすみません(笑)。
(プロフィール)
Profile●みさわ・さちか='93年1月13日生まれ、山梨県出身。O型。2009年にTVアニメ『シャングリ・ラ』の蒲郡由里役で声優デビュー。主な出演作は『アクセル・ワールド』(黒雪姫/ブラック・ロータス役)、『BanG Dream!(バンドリ!)』(青葉モカ役)、『 俺を好きなのはお前だけかよ 』(コスモス(秋野桜)役)、『魔法少女 俺』(御翔桜 世役)など多数。2020年4月にユニバーサルミュージックよりCDデビュー。ソロ名義としては約5年ぶりとなるニューシングル「この手は」がリリースされたばかり。
取材・文=岡本大介
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